厭離庵(京都市嵯峨野) 紅葉の時期だけ公開される百人一首選定の地で、敷き紅葉を楽しむ

   紅葉の季節にだけ公開される、嵯峨野にある小さな庵「厭離庵」の紹介です。  今年(2024年)の公開は、11月1日~12月7日に行われていました。今シーズンは色づきが遅かったため、訪れたのは12月上旬です。    厭離庵があるのは、嵯峨野・嵐山エリアの少し奥まった場所。  清凉寺の西門から出て西へ、二尊院へと続く街道沿いに鮮やかな紅色の看板が出ています。    住宅の間…

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般若寺(奈良市) ②11月4日まで秘仏「白鳳阿弥陀如来」と「胎内仏三尊」が公開中

   コスモス寺として知られている、奈良市の真言律宗法性山「般若寺(はんにゃじ)」。今回は、境内にある重要文化財などを紹介します。    般若寺は、飛鳥時代に開かれた古寺です。  聖武天皇が平城京の鬼門を守るために「大般若経」を基壇に納め、卒塔婆を建てられたのが寺名の由来となっています。    「十三重石宝塔」は、鎌倉時代に再建された高さ14.2メートルの卒塔婆です。再建に携…

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般若寺(奈良市) ①人気のコスモス寺、今年は開花が遅れているようです

   奈良市の「コスモス寺」として知られている、真言律宗法性山「般若寺(はんにゃじ)」の紹介です。    場所は、奈良公園バスターミナルがある県庁東交差点から北へ道なりに徒歩30分ほど。県道754号沿いに大きな看板があるので、わかりやすいと思います。  般若寺手前は坂道になっているので、足に自信がない方は、車か公共交通機関がお勧め。近鉄奈良駅からバスを利用すると、約10分ほどで最寄の…

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柳谷観音 楊谷寺(京都府長岡京市) 今年の「あじさいウィーク」は6月30日まで

     眼病平癒の祈願所として、平安時代より信仰されている、柳谷観音 立願山「楊谷寺」の紹介です。    今回のお目あては、6月上旬から開催されている「あじさいウィーク」。  今年は6月30日(日)までの開催で、6月21日(金)~23日(土)、6月28日(金)29日(土)には、MKトラベルさんによる完全貸切のライトアップも行われるそうです(要事前予約)。    参道入口の…

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岡寺(奈良県明日香村) ③昨年の「あじさゐ回廊」の様子を紹介

   奈良県明日香村にある「岡寺」、引き続き昨年の「あじさゐ回廊」の様子を紹介します。    奥の院へと続く参道の入口は、本堂に向かって右手にあります。  この先には、「瑠璃井」「稲荷社」「奥の院石窟」、途中春に石楠花が咲き乱れる小道を通って、「歴代墓所」「三重宝塔」へと向かいます。    朱塗りの鳥居に近づくと、奥に色とりどりの紫陽花が見えてきました。  その場所に植えら…

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岡寺(奈良県明日香村) ②可憐な紫陽花華宝珠と龍玉願い珠

   奈良県明日香村にある「岡寺」、今回は本堂周りを中心に、美しい「紫陽花華宝珠」など、昨年(2023年)訪れた時の様子を紹介します。      本堂は1805年の上棟で、完成まで30年以上かかった建物です。奈良県の指定文化財となっいます。    本堂前の香炉に線香を供えてから、御本尊に参拝します。    本堂の中には、御本尊である「如意輪観音座像」が安置されています…

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岡寺(奈良県明日香村) ①紫陽花と天竺牡丹、美しく鮮やかな華手水舎を堪能する

   「歴史街道」のメインルート沿いにある、「岡寺」こと東光山真珠院「龍蓋寺」、日本最初のやくよけ霊場の紹介です。  写真では縦の青い線、下から3つめの白い丸の部分になります。    岡寺があるのは奈良県明日香村。かつて「大化の改新」の舞台となった「飛鳥板蓋宮」の東に位置し、現在も近くには「石舞台古墳」をはじめ「酒船石遺跡」などの数々の史跡があります。    長谷寺の末寺で…

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