金剛宝寺護国院(和歌山市) ②緑に囲まれた結縁厄除坂を塔頭にお参りしながらのぼっていく

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 和歌山市にある、「紀三井寺」こと「金剛宝寺護国院」。
 今回は、紀伊国屋文左衛門が結婚と出世の契機となる出会いをしたという「結縁厄除坂」と、坂の途中にある塔頭や社殿を紹介します。

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 楼門を抜けてすぐ左手にあるのは、塔頭のひとつ「普門院」です。
 七つの鈴を鳴らすことで邪気を払うという「七鈴観音」こと「十一面観世音菩薩」が祀られています。

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 こちらでは、「ぼけ封じお守り」「目のお守り」などをはじめ、さまざまな御守などが授与されていました。

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 階段をのぼると、左手にあるのが「波切不動尊」を祀る「滝本院」があります。
 波切不動尊は、弘法大師が遣唐使船で唐からの帰国される途中、嵐によって荒れ狂った波を切り裂いたという不動明王です。

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 滝本院の向かい、階段の右手には、紀三井寺に湧く三井水のひとつ「清浄水」が湧きだす場所がありました。楊柳水、吉祥水とともに、日本名水百選「三井水」のひとつです。
 紀三井寺が開かれた頃、開山である為光上人の前に出現した美女が身を投じて龍に化身した、と伝えられるのが清浄水の井水なのだとか。

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 清浄水から女厄除坂をのぼると、右手に山内塔頭である「松樹院」が見えてきました。
 御堂内には、私たちに代わって災難や病気の苦しみを受けてくださる「身代り大師」が安置されています。

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 厄除祈願をお願いしたい場合、男厄は紫の人形、女厄は赤の人形、還暦は黄金色の人形に、名前と数え年を記入して筒に落とします。1体500円になるそうです。

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 身代わり守をはじめ、ガン封じのゆびわ守、安産守などのお守りや、身代わり念珠なども授与されていました。

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 すぐ近くでは、弘法大師ゆかりの「胡瓜封じの絵馬」も授与されています。
 胡瓜封じの秘法は、約1200年ほど前、弘法大師が薬師如来の本願によって、病魔や邪気を胡瓜に封じこめ、無病息災を得られたことが始まりだと伝えられているそう。
 何故胡瓜なのかというと、胡瓜の切り口がお釈迦さまが説法している姿を象徴した仏具(転法輪)に似ていることや、胡瓜の形が人間の立ち姿に似ているからなのだとか。

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 男厄除坂をのぼると、坂の左右に伸びる遊歩道に、西国三十三所の観音さまと各札所のお砂が並べられていました。いわゆる「お砂踏み霊場」です。
 ちなみにこの場所から奥へと進むと、本堂へと続くエレベーターがあります。

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 観音さまは元は名草山の山中に散在していたそうですが、入山禁止となったため、降りてきていただいたのだとか。
 台座には、それぞれの札所の名前が彫刻されています。

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 観音さまの向かいには、ローソクのオブジェが設置されています。観音像とローソクのオブジェを結ぶ白いラインに、各札所のお砂が埋められているそうです。
 現在、この献灯の施主を募られているということで、初年度が施主名判の作成を含めて年間献灯料3万円、翌年からは2万円となっています(単年でも可)。

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 最後の還暦厄坂をのぼりきり、振り返ってみました。なかなかに素敵な段数と角度!

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 階段をのぼってから右手へと視線を移すと、すぐに朱塗と白壁が鮮やかな「仏殿」が視界へと入ります。
 仏殿の中は無料で拝観できますが、3階の展望回廊へとのぼる場合は100円が必要です。

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 仏殿の中は、2008年に安置された「大千手十一面観世音菩薩像」が祀られています。
 総漆金箔張で、木造立像では日本最大となるのだとか。確かに大きい!

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 手前には、本尊の千手十一面観世音菩薩の御手へと繋がる「五色の紐(千手ひも)」が置かれていました。
 紐を握ることで観音さまとご縁を結び、お祈りすることができます。

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 仏殿を出てすぐ右側の木陰に、可愛らしいお地蔵さまがいらっしゃいました。「しあわせ地蔵尊」です。
 お賽銭のあげかたが特殊で、看板がある場所から、奥の賽銭皿に向かって投げます。
 皿に入ると場所によって大吉、吉、中吉、土の上に落ちた場合は小吉になるそう。

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 仏殿から本堂へと向かう途中にあるのは、江戸時代に建立された「六角堂」です。西国三十三所に御本尊が祀られているそう。

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 六角堂の隣に立つ「護国院鐘楼」は、国の重要文化財に指定されています。
 安土桃山時代に建立されたもので、鐘楼建造物中の白眉とされている建造物なのだとか。

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 次回は、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」の眺めや羽柴秀吉、秀長兄弟の紀州征伐の際に紀三井寺に残された伝説などを紹介します。


 基本データ
 名称:救世観音宗総本山 紀三井山 金剛宝寺護国院
    (紀三井寺)
 住所:和歌山県和歌山市紀三井寺1201
 時間:
 (本堂 納経・御朱印受付時間)午前8時~午後5時
 (仏殿 3階展望回廊登楼時間)午前8時半~午後4時半
 (ケーブル運行時間)午前8時半~午後4時半
   ※2月頃、年次定期点検のため、3日間連続で運休
 参拝料:
  ※除夜から正月三が日、8月9日は別料金
  (徒歩参拝者)無料
    ※参拝料が発生する場合は開始一年前に告知
  (ケーブル往路利用者)
    一般400円/小中学生・70歳以上200円
    ※参拝料無料者の設定有
  (山上駐車場利用者)
   一般400円/小中学生・70歳以上200円
 ケーブル料金(片道):
  ※除夜から正月三が日、8月9日は別料金
   一般200円/小中学生・70歳以上100円
    ※無料者の設定有
 駐車料金(2時間):
  ※観桜期、正月三が日、8月9日は別料金
  ※ジャンボタクシー、マイクロバス、中型バスは別料金
  (山上駐車場)普通車・軽300円
  (北門前駐車場)普通車・軽300円
 電話:073-444-1002

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)寺社・仏閣日記    

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