福井県小浜市にある公称「若狭彦神社 下社」、古くは「遠敷(おにゅう)神社」、現在も広く「若狭姫神社」と呼ばれている神社の紹介です。
「若狭姫神社」の場所は、JR東小浜駅からすぐ。
さらに先には前回紹介した「若狭彦神社 上社」、ついで東大寺二月堂の「お水取り」に対して「お水送り」を行う「若狭神宮寺」もあります。
正式な駐車場というわけではないのですが、神社の前に道路に駐車できるスペースがありました。
奈良時代721年に創建された「若狭彦神社 下社(若狭姫神社)」には、乙姫こと「豊玉姫命」が「若狭姫神」として祀られています。
御神徳は広い範囲におよび、農業・漁業・安産育児、畳・敷物商工業の守護神とされています。
若狭姫神社の社務所では、御神徳にちなんだ授与品もいただくことができます。
鳥居をくぐり抜けると、左手に手水舎がありました。
この場所にも、上社同様、マウンテンバイクやロードバイクのサドル掛けが準備されています。
さらに参道の先には「随神門」が見えます。
正面から見ると、随神門の奥に「神門」「本殿」があり、一直線に並んでいるのがわかります。
随神門の手前に配置されている「石灯籠」は、江戸時代に若狭小浜湊の廻船問屋「古河屋」さんが奉納されたものです。
左の灯籠は火袋が太陽の形になっており、こちら右側の灯籠は火袋が月の形になっています。
随神門を抜けると、神門の前には広い空間が広がっていました。向かって左側に本殿に寄り添うようにそびえ立っているのが「千年杉」です。
まずは、本殿に参拝します。
さらに、本殿の南側に「南の拝所」が設けられていました。正面からだと少し遠いですが、こちらではすぐ近くから本殿に参拝することができます。
正面で拝礼しているため、こちらでの御賽銭は不要とのことです。
玉垣の横には、「前の鬼板」という鬼板が飾られて(?)いました。
平成のお屋根替えまで、棟の左右両端を飾っていた4枚の鬼板の内の1枚です。
千年杉は垣内(かきつ)にあるため、直接木肌をさわったりすることはできません。
玉垣の外に見あげるための板が設置されていますので、この板の上で見あげれば良いそうです。
千年杉を見あげてみました。これは迫力があります。とても写真の画角には収まりきれない高さでした。
こちらでは、健康長寿、子孫繁栄をお祈りします。
境内には、他にもいくつかの巨木が植えられています。
こちらの大銀杏は、別名「枝垂銀杏」とも呼ばれ、「乳神さま」として信仰を集めています。
枝の下から豊満な乳房のような乳根が垂れ下がっているので、古来より妊婦や母乳の少ない人々が祈願すると、豊かな乳を授かると伝えられているそう。
古語で母親のことを「垂乳根(たらちね)」というのは、このような姿に由来するのだとか。
逆光になってしまいましたが、京都御所より拝受したという「招霊(おがたま)の木」も植えられています。
おがたまの木は、太古より祭祀の時に神霊の招請に用いられた神聖な木なのだとか。
春に薄い紫白色の花を咲かせ、秋には赤い鈴のような実をつけるそうです。
参拝を済ませて帰る時に、随神門から鳥居の間にある「弁天船模型(海幸丸)」を見学しました。
江戸時代後期の製作ということですが、奉納のための船と考えられているそうです。
鳥居の下で、今一度社殿を振り返るようにとの案内看板がありました。
何度見ても、このまっすぐ並んだ鳥居や社殿の配置は素晴らしいと思います。
「若狭彦神社 下社(若狭姫神社)」、今回紹介した以外にも見どころがありますので、ぜひ足を運んでみてほしい神社です。
基本データ 名称:若狭國一宮 若狭彦神社 下社(若狭姫神社) 住所:福井県小浜市遠敷65-41 拝観時間:境内自由 拝観料金:境内自由 社務所受付時間:午前10時~午後3時 電話:0770-56-1116 |

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