粉河寺・粉河産𡈽神社(和歌山県紀の川市) ②国指定名勝の石庭と紀州三大祭「粉河祭」を斎行する神社

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 和歌山県紀の川市にある「風猛山 粉河寺(こかわでら)」、今回は国指定名勝「粉河寺庭園」を紹介します。
 さらに、すぐ隣にある粉河の総鎮守「粉河産𡈽神社」も合わせて紹介します。

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 中門をくぐり抜けると、本堂の前に広々とした空間が広がっていました。
 左側が「本堂」、右側が「丈六堂」です。

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 そして本堂へと続く石段の左右にあるのが、国指定名勝「粉河寺庭園」です。
 前面に大きな背の高い岩が隙間なく並べられ、後方にソテツ(?)、さらに本堂と続いています。だんだんと上に上がっていく高低差のためにか、「本堂を仰ぎ見ている」という気持ちになりました。

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 こちらは、桃山時代につくられた「枯山水鑑賞式蓬莱庭園」と呼ばれる庭園なのだとか。
 お寺の庭ということで、砂庭式枯山水や池泉庭園などを想像していましたが、こちらの「粉河寺庭園」は何というか・・・力強い迫力がある石組みの庭園だと感じました。

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 本堂の近くにも桜の木が植えられているので、春になったら桜と庭園の競演を見ることができそうです。

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 「本堂」は、創建以来幾度かの造営と改造が繰り返されています。現在の建物は、江戸時代に再建されたものです。
 江戸時代中期の欅材による代表的な建築で、西国三十三ヶ所の中で最大の大きさをほこるのだとか。

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 本堂内陣では、徳川吉宗公が寄進されたという「野荒しの虎」を見ることができるそう。
 なんでも、夜な夜な抜け出して田畑を荒らしたので、目に釘が打たれているのだとか。
 なお、内陣の拝観は有料となっています。

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 線香をあげて、御本尊である「千手千眼観世音菩薩」にお参りします。

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 ただし、御本尊は秘仏とされているということで、お顔を拝見することはできません。内陣の厨子の奥深くに安置されているそうです。

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 また、本堂のすぐ近くには「湯浅櫻」という桜が植えられています。
 紀州湯浅の住人が、粉河寺の御本尊のおつげによって、本堂の巽(東南)に植えたという桜です。本人は93歳で亡くなられたそうですが、孫にあたる方は湯浅氏を名乗って今もご健在なのだとか。

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 本堂に向かって右手にある鐘楼から、なだらかな坂道(東参道)をのぼって「粉河産𡈽神社」へと向かいます。

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 「粉河産𡈽神社」は、粉河の総鎮守であると同時に、粉河寺内の鎮守でもあります。別名「たのもしの宮」とも呼ばれているそう。
 紀州三大祭のひとつ、7月に行われる「粉河祭」は、「粉河産𡈽神社」の大祭です。

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 境内には、本殿と拝殿、天福神社やさまざまな境内社が立ち並んでいます。

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 左側の社殿が「拝殿」、右側の社殿の奥に「天福神社」があります。

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 拝殿の奥には、江戸時代中期に建立したと考えられている「本殿」二棟が、同じ寸法・形式で並んでいます。一間社隅木入の春日造としては、大きな規模になるのだそう。
 主祭神は、「丹生津比賣命(にうつひめのみこと)」「天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)」の二柱です。

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 拝殿の後方、授与所に近くに「おんどり石」という石がありました。その名のまま、雄鶏(おんどり)です。

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 なんでも、元寇の際、御祭神の丹生大明神が鶏に乗って現地に赴き、神力で大風を吹き起こしたのだとか。いわゆる「神風」です。
 その鶏が石となって、現在も神社境内に座り続けているのだそう。
 また、正月三日には、この「おんどり石」が一声鳴いて石段をのぼると言われています。その鳴き声を聞いた人は、長生きができるそうです。

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 こちらは、さまざまな境内社へと続く石段です。
 「五社神社」として「楠神社」「一言主神社」「多賀神社」「日吉神社」「北野神社」が並び、さらに「護国神社」「白山神社」があります。

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 さらに奥には、「粉河稲荷神社」もありました。

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 「粉河寺」と「粉河産𡈽神社」、想像以上に見どころがあるお寺と神社です。
 今度はぜひ、桜の季節にお参りに訪れたいと思います。


 基本データ
 名称:粉河観音宗(総本山) 風猛山 粉河寺
 住所:和歌山県紀の川市粉河2787
 拝観時間:午前8時~午後5時
 拝観料金:境内無料/本堂内陣拝観400円
 電話:0736-73-4830
 
 基本データ
 名称:粉河産𡈽神社
 住所:和歌山県紀の川市粉河2788
 社務所受付時間:
 (平日)午前9時~午後3時
 (土日祝)午前9時~午後3時
 ※諸事情により変更有
 拝観料金:境内無料
 社務所休業日:不定休
 電話:0736-73-2415

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)寺社・仏閣日記    

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