今年(2025年)9月7日(日)まで、徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念 夏期特別展「時をかける名刀」を開催中の「徳川美術館」の紹介です。
紹介するのは、前期日程(7月27日まで)「伯仲燦然」の展示内容となっています。現在は、後期日程の展示となっているため、一部展示内容が異なる場合があります。ご了承ください。
「時をかける名刀 第一部 刀装」を観覧した後、「時をかける名刀 第二部 刀剣」の展示室へ向かいましたが、昼間は展示室入室まで30分かかる場所からさらに先まで並んでいました。
ただし、展示ブースの間近から見るのではなく、後方から見るのであれば、スタッフに声をかければすぐに案内してもらえるそうです。
今回は連れが頑張って、午後6時から開催される各日100名限定の「徳川ナイトミュージアム」のチケットを(激戦を制して)取ってくれました(すでに全日完売)。
そのため、昼間に「時をかける名刀 第二部 刀剣」以外の展示室を観覧し、ナイトミュージアムでは他の展示室をスルーして「時をかける名刀 第二部 刀剣」の展示室まで直行、思っていた以上にゆっくりと鑑賞できました。感謝。
それでは、「時をかける名刀 第二部 刀剣」で展示されていた刀剣をいくつか紹介します。
なお、徳川美術館が所有していない刀剣、「伯仲」のうちの一振り「山姥切国広」は撮影不可となっていました(現在は展示は終了しています)。
「伯仲」のうちの一振り「(正式名称が長いので略称)本作長義」は、南北朝時代に活躍した備前国長船派の刀工、長義の傑作として知られています。
尾張徳川家三代の指料として買い上げられて、尾張徳川家へ伝来したという刀です。
今年、足利市立美術館で行われた「山姥切国広展」に合わせて製作された、「刀『本作長義』刀絵図」も展示されていました。美しい。
刀絵図(押形)は、拓本や写生によって刀剣の記録を採る方法です。刀の輪郭や茎(なかご)は乾拓で写し採られ、刃文や映(うつり)は墨と筆によって描写されているのだとか。
「刀 無銘 一文字 名物 南泉一文字」は、豊臣秀吉が所持していたという名刀です。
1611年に二条城で豊臣秀頼と徳川家康が会見した折に、家康に贈られたそう。
「脇差 銘 吉光 名物 鯰尾藤四郎」は、織田信長の長男 信雄が敵対する豊臣方に内通した家老のひとりを切らせたと伝えられています。
大阪城が落城した際にに焼け、初代 越前康継によって焼き直されたとか。
国宝「短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎」は、家康に仕えた後藤正三郎光次の所持に由来するそうです。
吉光は多くの短刀を残したそうですが、その中でも最高の出来栄えとなっている短刀なのだそう。
「刀 無銘 郷義弘 名物 五月雨郷」は、尾張家二代光友が婚礼の祝いに、三代将軍家光から下賜された刀です。
作者は、鎌倉時代後期に越中国(富山県)に住んだといわれている刀工、郷義弘です。
「脇差 無銘 貞宗 名物 物吉貞宗」は、家康から尾張家初代義直に譲られたのだとか。尾張家では万事吉祥を意味する「物吉」と名づけられ、家宝とされたのだそう。
江戸時代中期には、三河時代の家康に戦勝をもたらした縁起の良い刀剣という由緒が語られるようになったとか。
ここからは、昼間に訪れた中庭のスペースを紹介します。
中庭へと続く入口は、「時をかける名刀 第二部 刀剣」の展示スペースの先、コーヒーラウンジの手前にある東ロビーにあります。
講堂特設売店の前あたりにありますが、うっかり通り過ぎてしまいそうな位置に扉があるので、ご注意ください。
中庭には、いくつかの休憩スペースが設けられています。
写真のようにテーブルがないところもあれば、テーブルが設置されている場所もありました。
ただし、外になるので気温はお察しください。蚊も飛んでます(刺されました)。
休憩スペースの先には、キッチンカーが出店している日もあります。
来館される方の中には、徳川美術館を隅から隅まで堪能するために、こちらやコーヒーラウンジでエネルギー補給をしつつ、館内で1日過ごされる方もいるとか。
中庭スペースで一番人が集まっていたのは、「刀剣男子等身大パネル」です。
先程紹介した休憩スペースの目の前に展示されていたのは、左から刀剣男子の「山姥切国広」「三日月宗近」「日向正宗」、いずれも今回の企画展のために、他の美術館から貸出された刀剣です(貸出はいずれも期間限定)。
なお、「太刀 銘 三条 名物 三日月宗近」と「短刀 無銘 正宗 名物 日向正宗」は国宝です。
キッチンカーの手前で左奥へと進むと、書下ろしイラストの展示もありました。
左上から刀剣男子「後藤藤四郎」「山姥切長義」「鯰尾藤四郎」、左下から刀剣男子「五月雨江」「南泉一文字」「物吉貞宗」、いずれも徳川美術館所蔵の刀剣です。
さらに奥にも、刀剣男子たちの等身大パネルが展示されていました。想像以上に大きかったです。びっくり。
東ロビーに戻って、講堂特設売店をのぞいてみます。
さまざまなコラボグッズが所狭しと並んでいましたが、かなりの品物が完売・品切れの表示となっていました。すごい。
中でも、ひと際目をひいたのが、こちらの「Mizuno×伯仲燦然 コラボスニーカー」19,800円(税込)。
実際に履くのであればフィッティングが必要ですが、飾るだけであれば・・・なんとか?
広い展示室に、眼を奪われるような作品の数々を展示している「徳川美術館」。
さまざまな企業とのコラボレーションにも積極的で、訪れるたびに楽しませてもらえます。できるのなら、頻繁に足を運びたい美術館のひとつです。
基本データ 名称:徳川美術館 住所:愛知県名古屋市東区徳川町1017 開館時間:午前10時~午後5時 ※入館は午後4時半まで 観覧料(徳川美術館・蓬左文庫): 一般1,600円/高・大生800円/小・中生500円 ※日本庭園「徳川園」は別途150円必要 休館日:月曜日 ※祝日・振替休日の場合は直後の平日 2025年12月15日~2026年1月3日 電話:052-935-6262 |

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