七条通の東の突きあたり、東山七条にある、真言宗智山派総本山「智積(ちしゃく)院」の紹介です。
智積院は、真言宗智山派総本山で、全国に3000あまりの末寺があります。
長谷川等伯並びに一門の手による豪華な襖絵(国宝)や、桃山時代の作庭と言われる名勝庭園、講堂で見ることができる田渕俊夫画伯による四季を現した襖絵が有名です。
今回は、金堂の裏側に広がる紫陽花苑を目的に訪れました。
智積院は名勝庭園・大書院・講堂、宝物館のみが有料拝観エリアとなっており、紫陽花苑を含めたその他の境内は自由に拝観ができます(御堂は外からの拝観のみ)。
境内に入ると、参道の脇に可憐な花が咲いている様子が目に入りました。6月頃~10月頃に花を楽しむことができる、桔梗です。
京都市内で桔梗といえば、東福寺の塔頭「天得院」や、紫式部の邸宅跡にある「廬山寺」が有名ですが、智積院で見ることができるのは初めて知りました。
紫色の桔梗が一般的ですが、白の可憐さもなかなかのものです。
参道の先に見えるのが、智積院の中心的な建物である金堂です。毎朝の勤行、総本山としての多くの法要は、この場所で厳修されるそうです。
金堂は、2021年4月~2022年3月末まで金堂補修工事が行われており、現在はどっしりとしながらも荘厳な印象を見ることができました。
紫陽花苑は、金堂に向かって右側をまっすぐ奥に進んだ場所にあります。
紫陽花苑の入口です。
訪れた日は、あいにくの曇り空。紫陽花苑の周りは高い木々に囲まれていて、どちらかというと鬱蒼とした雰囲気です。
花の数はそれほど多くはありませんが、さっそく可憐な紫陽花がお出迎えしてくれました。
三室戸寺のように種類が多いわけではなく、ガクアジサイを品種改良したホンアジサイが中心のようです。日本原種のガクアジサイやヤマアジサイは見かけませんでした。
ホンアジサイがほとんどの中、少しだけアナベルが植えられているのが印象的です。
歩道は整備されており、比較的歩きやすくなっていました。
ただし、一部に果実が落ちている場所があるので、うっかり踏んで転ばないように注意が必要です。
こちらの果実は何かと思ったら、梅の実でした。そういえば、6月は北野天満宮で「大福梅」に使用する梅の実の採取が行なわれる時期。
梅の木がある場所に落ちていても、不思議ではないですね。
歩道の左手には、少し開けた場所もありました。のんびりと紫陽花を堪能するのに、良さそうな場所です。
中央の木の下にも梅の実が落ちていました。金堂の前にも梅林があるので、来年は梅の花を見ることができる時期に訪れてみるのも良さそうです。
紫陽花苑は、奥の方まで続いています。思っていたよりも広い。
入口付近は青系の紫陽花が多かったのですが、奥に行くにつれて紫から赤系の紫陽花が増えていきます。
せっかくなので、装飾花部分を拡大して撮影してみました。
装飾花のガクの部分は濃い桃色で、花の部分は紫色。一部まだつぼみのものもありましたが、じっくり見てみるのも楽しいものです。
季節の花々が楽しめる「智積院」、今回は足を運びませんでしたが、名勝庭園もお気に入りの場所です。
近くには、「三十三間堂」や「京都国立博物館」もあるので、一緒に周るのもお勧めです。
基本データ 名称:真言宗智山派総本山 智積院 住所:京都市東山区東瓦町964番地 拝観時間:午前9時~午後4時半 ※最終受付午後4時 拝観料: (名勝庭園・大書院・講堂) 一般500円/中高生300円 小学生200円/小学生未満無料 (宝物館)一般500円/中高生300円 小学生200円/小学生未満無料 拝観休止日:12月29日~12月31日 宝物館休館日:1月31日、4月30日 7月31日、10月31日 12月29日~12月31日 電話:075-541-5361 |

この記事へのコメント