新潟名物の「へぎそば」を提供するお店に訪問しました。新潟県下にいくつかお店がありますが、今回は新潟伊勢丹のレストラン街のお店です。
新潟には「小嶋屋」の屋号で営業されているお店がいくつかありますが、根っこは同じです。
大正時代に新潟県の現十日町市で創業され、そこから小嶋屋、小嶋屋総本店とこの長岡小嶋屋さんに派生しました。
細かい味の違いは分かりませんが、全てのお店でへぎそばが提供されています。
訪問したのは休日の昼間でしたので、数名の待ちが発生していました。
店内はほぼ満席で写真はこれだけ。カウンターとテーブル席がメインのお店で、公式サイトによると席数は54とのことでした。
へぎそばというのは新潟の代表的な蕎麦で、通常蕎麦のつなぎには小麦粉を用いるところ、小麦粉の代わりに布海苔(ふのり)をつなぎにした蕎麦です。
「へぎ」というのは盛り付ける木の板が剥ぎ板で使われたことから、「剥ぐ(はぐ)」が「へぐ」に訛ってへぎそばと呼ばれるようになったと説明されていました。
今回注文したのは、ノーマルの「へぎそば」。
それと、こちらも新潟名物の「タレカツ丼セット」の2種類。
メニューの価格は訪問時のもので、今は100円ほど上がっているようです。
席に着くとまずお茶が供されました。
卓上の調味料は、胡麻、塩と七味唐辛子。
へぎそば到着。薬味はシンプルにネギとワサビ。
木の板に一口ずつ盛られた独特の形状は戸隠のぼっち盛りに似ていますが、蕎麦に薄緑の色が付いている点は異なります。
この色が、布海苔をつなぎとした蕎麦の特徴です。
蕎麦粉と布海苔のみから作られた蕎麦は、蕎麦にはあり得ないほどつるつるとした食感と喉ごし。
十割蕎麦はまた別物として、つなぎ有りの蕎麦ならこれが一番好きかもしれません。
辛汁は塩分控えめで出汁の味がメインなので、公式の推奨は蕎麦をツユにたっぷり付けて食べることでした。
タレカツ丼セットも到着。
タレカツ丼セットには2種類あって、こちらは蕎麦の量が控えめな代わりにサラダと漬物が付いてくるセットです。
こちらのセットのへぎそばは板に盛られておらず、通常の蕎麦のようにざるに盛られていました。
もう一つの新潟名物であるタレかつは、ヒレ肉を薄く叩いたものを細挽きの衣でカラリと揚げ、揚げたてのカツを甘辛醤油ダレにくぐらせたもの。
カツ丼というと卵でとじたものが一般的ですが、タレかつ丼は卵でとじないご飯とカツだけのシンプルな構成です。
日本には様々なご当地カツ丼がありますが、新潟に訪問したらこのタレかつは必食の一品でしょう。
そう考えるとへぎそばと一緒に食べることができる小嶋屋さんのメニューは、ある意味よくばりセットと言えるかもしれません。
最後は濃いめの蕎麦湯でほっこり。
へぎそばの食感は他の蕎麦とはかなり異なり、印象的な食事となりました。
基本データ 名称:長岡小嶋屋 新潟伊勢丹店 住所:新潟県新潟市中央区八千代1-6-1 新潟伊勢丹ビル7階 営業時間:午前11時~午後7時(LO45分前) 休業日:なし(新潟伊勢丹に準じる) 電話:025-290-4415 |

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