毘沙門堂(京都市山科区) 紅に染まる美しい門跡寺院に再訪

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 以前、桜の季節に紹介した、山科にある門跡寺院「毘沙門堂」。
 今回は、もうひとつの人気の季節である紅葉シーズンに足を運んでみました。訪れたのは、今年(2024年)11月末です。

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 JR山科駅の改札を出て、以前紹介したフレッシュネスバーガーへと向かう途中、写真のような案内を発見しました。今回は、こちらの表示に従って進んでみたいと思います。

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 毘沙門堂に向かうためには、まず山科駅の北側に抜ける必要があります。
 この地下道を利用すればすぐに抜けられますが、この場所は自転車やシニアカーなども通っていましたので、すれ違う際は注意した方が良さそうです。

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 地下道を抜けると、目の前に地図があります。
 さて、緑色の矢印はどこかと思ったら、地図の下に緑ふちの白抜き矢印が掲示されていました。ちょっとこれはわかりにくい。

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 矢印の方向(東の方角)にまっすぐ進むと、参道である毘沙門道へと続いています。しかし、今回は参道に行きつく前にある電柱に、北方向へと進む矢印がありました。矢印のとおりに進むと、突きあたりで西の方角へと誘導されます。
 毘沙門道は途中、車1台しか通れないほど細くなるので、事故防止のための対策でしょうか。

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 矢印に従って西の方角へと進むと、道なりに高校のグラウンド横を通って、さらに緩やかな坂道をのぼっていくことになります。

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 坂道の突きあたりには橋があり、こちらでは山科疏水(第1琵琶湖疏水)の流れを見ることができました。

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 橋を渡って右手へと進むと、山科を南北に流れる安祥寺川と山科疎水が交差する「安祥寺水路閣」があります。
 その手前で左手に曲がり、今度は北進することになります。ここから先は道が細く、足場が悪いところもありますので注意が必要です。

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 途中、「御陵三山登山口」なる立札が立てられていました。御陵三山とは鏡山・聖山・神山のことで、大文字山へと続くトレイルコースが人気のようです。

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 最後に安祥寺川に架かる橋を渡ると、すぐ近くに上へとのぼる階段(セメント石段)がありました。

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 階段をのぼりきると、目の前が一気に開けます。視界に入ったのは、毘沙門堂で紅葉が美しいをたのしむことができる「勅使坂」。
 美しい紅葉の風景に、疲れが吹き飛びました。

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 真っ赤に染まった木々が青空に映え、まさに見頃。
 ただし、この日は境内で何組もの前撮りが行われていて、どこから写真を撮ろうか、どこを歩いたら邪魔にならないかとひと苦労。さすがに、竹の結界がある(立入禁止の)坂道を歩くのは気がひけます。

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 こうやって見ると、勅使坂付近はまさに「紅葉のトンネル」です。
 この場所は、落葉した紅葉が絨毯のように積もった「敷き紅葉」が有名なのですが、盛りの時期も美しいですね。

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 「薬医門」からの景色です。
 こちらは、どちらかというと春の桜との対比が印象的のような気がします。

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 有料拝観エリアにある庭園「晩翠園」の紅葉も見頃だということでしたが、この日は拝観受付が大混雑!
 ちょうど団体に行き当たったらしく、さすがに諦めました。

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 晩翠園は見ることができませんでしたが、本堂と霊殿をつなぐ渡り廊下を外から撮影しました。
 奥に見えるのは、「高台弁財天」です。

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 せっかくなので、高台弁財天にもお参りしてきました。
 弁財天の名のとおり、お社の周りには池があり、美しい紅葉が映りこんでいました。

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 帰りは、本堂の表門になる「仁王門」から。大きな赤い提灯が目印です。

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 仁王門へと続く階段は、急な石段になっています。
 上るのも下るのも大変ですので、足腰に自信がない方は、勅使坂にまわるのもお勧めです。

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 美しい紅葉を堪能できる、山科の「毘沙門堂」。京都市中心部に近い紅葉の名所と比較すると、まだ人は少ない方だと思います。
 現在は、勅使坂の敷き紅葉が美しくなってきているようです。
 X(Twitter)の公式アカウントで紅葉状況を確認できるので、ご参考までに。


 基本データ
 名称:天台宗護法山安国院 出雲寺
    毘沙門堂
 住所:京都市山科区安朱稲荷山町18番地
 拝観時間:
 (3月~11月)午前9時~午後5時
          ※午後4時半受付終了
 (12月~2月)午前9時~午後4時半
          ※午後4時受付終了
 入山拝観料(唐門内):
  一般700円/高校生400円
  小学生300円(要保護者同伴)
 電話:075-581-0328

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)観光・街歩き日記   

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