
鳥取県のシンボルのひとつに数えられる、「鳥取砂丘」の紹介です。

訪れたのは、まだ暑い盛りだった今年(2024年)9月上旬。
鳥取砂丘へと続く階段には「危険」という赤い旗が立てられていました。

それもそのハズ、訪れた日の鳥取砂丘の最高気温予想は35℃の猛暑日。多少、雲がでるくらいで、降水確率も低い予想でした。

そのせいか、砂丘の人影もかなりまばらです。
いつもはもう少し気候が穏やかな時期に訪れるので、ここまで人がいない砂丘は初めて見ました。

いつもなら、急勾配の「馬の背」にチャレンジする人もいるのですが、この日はゼロ。
人が歩いた形跡すらありませんでした。


ちなみに、こちらが昨年(2023年)訪れた時の様子です。
同じく9月上旬でしたが、今年ほどは暑くなく、また雲が多い日だったので、かなりの人が馬の背を歩いた跡が残っていました。

とはいえ、せっかく来たので、日本海が見える場所まで歩いてみることにします。
いつもは裸足で砂のサラサラ感を楽しみながら歩くのですが、この日は砂が熱すぎて裸足になるどころではない状況でした(火傷しかねない)。念のため持参していたサンダルに履き替えて、いざ出発。

こちらは、馬の背の下に広がるオアシスです。鳥取砂丘の中で、唯一大きな水たまりができる場所で、地下水が湧出してできるのだとか。
降水量が多い時は水深1メートルに達することもあるそうですが、少ない時は枯れて消滅することもあるそう。

オアシスから馬の背を見あげます。
この日は、少しばかり白い雲がありますが、晴れ渡った見事な青空を見ることができました。砂丘の砂とのコントラストがお見事です。
とはいえ、日陰がなく暑い暑い。常時、日傘を手放すことはできません。

さすがに日傘をさしたまま馬の背をのぼるのは無理なので、向かって右側の多少なだらかな場所からのぼっていきます。

砂丘の上部に到着しました。
この場所から下を見下ろすと、気持ちの良いくらい広大な海原が広がっています。
波打ち際に押し寄せる波を見ていると泳いでみたい気持ちにもなりますが、残念ながら遊泳は条例で禁止されています。

その他、砂丘への落書きも禁止されています。
さらに、小道具などを持ちこんだ撮影やドローンの飛行は、1週間前までに鳥取砂丘ビジターセンターへの届け出が必要です。気象条件によって許可されないこともあるそうですので、詳しくは公式ホームページにてご確認ください。

ここまで来たということは、当然帰りは同じ距離を戻らなければいけません。

行きはなだらかな長い下りに急激な上りですが、帰りは逆。最後のなだらかな長い上りが、地味に体力を削ってきます。個人的には、一番キツイ場所です。体力配分大切。

こちらは、昨年掲示されていた内容ですが、今回はスタート地点からほぼ真上に進んだ形です。正直なところ、ペットボトル1本ではまったく水分が足りませんでした。
次回は、大きく東側や西側を周るコースを歩くのも楽しそうです。

砂丘から戻った後は、鳥取砂丘ビジターセンターの横の「足洗い場」で足を洗うことができます(午前9時~午後5時・無料)。
ちょっとしたテーブル・椅子なども設置されているので、休憩することも可能です。

まるで日本ではないような風景を楽しむことができる「鳥取砂丘」。最近では、人気ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」の砂丘シーンを再現できると話題になったようです。
次回はぜひ、歩きやすい季節に訪れたいと思います。
基本データ 名称:鳥取砂丘 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971 営業時間:24時間 入場料:無料 休業日:なし 基本データ 名称:山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971 入館料:無料 営業時間:午前9時~午後5時 休業日:なし 電話:0857-22-0021 |
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