季節の花々を楽しむことができる、奈良県橿原市にある「藤原宮(ふじわらきゅう)跡」。
例年だと10月上旬~下旬に見頃を迎えるコスモスですが、今年(2024年)は10月7日に北側エリアが見頃を迎えたということで、足を運んでみました。
場所は、大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)に囲まれた、奈良盆地の南部に位置します。
近鉄の大阪線と橿原線が乗り入れる大和八木駅から南東方向。大和八木駅からは、コミュニティバスで20分ほどです(本数は少ないですが)。徒歩であれば、JR万葉まほろば線 畝傍駅、近鉄大阪線 耳成駅、近鉄橿原線 畝傍御陵前駅から、それぞれ30分ほどかかります。
今回は、車を利用しました。
駐車したのは、通年利用できる3ヶ所の駐車場のうち、「橿原市藤原京資料室前 藤原宮跡駐車場」です。縄手町交差点からさらに東に進み、次の信号がある交差点角にあります。
コスモスの季節は、藤原宮跡周辺にある4つの臨時駐車場も開放されており、いずれも無料で駐車できます。藤原宮跡駐車場の道路向かいにある、こちらの場所も臨時駐車場のひとつです。
詳しくは、橿原市公式ホームページに掲載されているので、「藤原宮跡花園の周辺地図」などの言葉で検索するとよいと思います。
藤原宮は、約1300年前の持統天皇、文武天皇、元明天皇の三代に渡って治められた「藤原京」にあった宮です。
わずか16年ほどの都ですが、大宝律令の制定や和同開珎の鋳造など、教科書などにも掲載されているような歴史的な出来事もあった時代です。
広い緑の原野となっている藤原宮跡ですが、現在は朱塗りの列柱が数ヶ所再現されているのみとなっています。
その代わり、季節折々の花が楽しめるようになっており、春は菜の花、夏はキバナコスモス、蓮の花、秋はコスモスを見ることができます。
今回お目あての秋ゾーンは、大極殿跡の南側にある「朝堂院跡」あたり。広さはなんと約30,000平方メートルもあるとか。
この場所には、藤原宮跡整備協力委員会の別所町・高殿町の皆さまによって、約300万本のコスモスが植栽されているそう。頭が下がるとともに、素敵な景色を楽しませてもらえることに、感謝しかありません。
コスモス畑へと向かう途中のあぜには、彼岸花も咲いていました。
鮮やかな紅色の繊細なつくりの花は、どことなく儚さを感じさせてくれます。
まず見えてきたのは、8月初旬に種蒔きされた北側エリアです。
訪れた日の数日後、10月11日には満開を迎えています。
かなり足場は悪いですが、コスモス畑の中にあぜ道があるので、中に入って間近で写真を撮影することができました。
ただし、足下付近にはさまざまな昆虫がいるので、虫が苦手な方は注意です。この時も、かなりの数のバッタがぴょんぴょん跳ねていました。
こちらでは、さまざまな色や形をしたコスモスを楽しむことができます。
思い思いに咲き誇る様子は、うっとりするほどの美しさです。
朝堂院西門の復元列柱の南側には、8月中旬に種蒔きされた南側エリアが広がっています。
南側エリアの中でも、特に西の方はまだつぼみが多く、訪れた時で3分咲きほど。
見頃になるのは、今週中旬以降と予想されています。
南側エリアの中央あたりには、ススキが島のように群生している場所があり、人気の撮影スポットになっていました。
手前に咲いているのは「セロシア(ノゲイトウ)」、ドライフラワーなどに人気の花です。
コスモスにもそれなりに蝶や蜂がついていたのですが、こちらはさらに昆虫たちに人気のようでした。
南側エリア全体がまだ花が少ない状態なのかと思っていたら、ススキの東側に見事な満開になっているエリアがありました。
少しだけしゃがんで青空も写せば、なんとも素敵な秋の風景を撮影することができました。
曇ったり晴れたりしていた1日だったので、タイミングにも恵まれた感じです。
なお、藤原宮跡は特別史跡になりますので、禁止行為があります。ご注意ください。
美しい花々を堪能できる「藤原宮跡」、今度は蓮の季節の早朝に訪れてみたいものです。
基本データ 名称:藤原宮跡 住所:奈良県橿原市醍醐町 入場料:無料 営業時間:24時間 電話(橿原市世界遺産登録推進課) :0744-21-1114 基本データ 名称:橿原市藤原京資料室前 藤原宮跡駐車場 住所:奈良県橿原市縄手町182 営業時間:午前8時半~午後5時半 料金:無料 |

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