

眼病平癒の祈願所として、平安時代より信仰されている、柳谷観音 立願山「楊谷寺」の紹介です。

今回のお目あては、6月上旬から開催されている「あじさいウィーク」。
今年は6月30日(日)までの開催で、6月21日(金)~23日(土)、6月28日(金)29日(土)には、MKトラベルさんによる完全貸切のライトアップも行われるそうです(要事前予約)。

参道入口の先にある「タイムズ柳谷観音第1(60分500円)」に車をとめ、「あじさいウィーク」ののぼり旗が立てられている場所まで、少しだけ来た道を戻ります。

入山受付がある「山門」に至る階段は、間が手すりで区切られています。
受付は向かって右側にあるので、右側をのぼるのがお勧めです。

花を浮かべた手水舎や手水鉢を指して「花手水(はなちょうず)」と呼び始めた元祖とされている同寺の魅力のひとつは、境内のあちこちで見ることができる「花手水」。
こちらは、受付正面にある「龍手水」です。あじさいウィーク中らしく、手水には色とりどりの紫陽花が活けられていました。

そして、辰年にちなんでいるのでしょうか。龍の口の中に小さく可愛らしい辰の姿が。これは可愛い。

龍手水のすぐ奥には、通信販売会社「フェリシモ」さんの「雨空に咲きこぼれる 紫陽花の傘」が飾られていました。

現在フォトコンテストも行われているそうなので、素敵な写真が撮れたら、応募してみるのも良さそう。

「本堂」から「奥之院」に向かう途中でも、いくつかの花手水を見ることができます。
詳しくは、本堂前にあるマップを見るのが一番わかりやすそうです。

こちらは、「本堂」から「書院」に向かう途中にある「庭手水」。
白と薄紅色の紫陽花、そして可愛らしい小鳥のオブジェが並んで様子は、なんとも可愛らしいものです。

「書院」から「上書院」に向かう途中にあるのは、小鳥のオブジェが向かいあっている「恋手水」と呼ばれています。

ちなみに、「上書院」では現在特別一般公開が行われています。入山料の他に拝観料が必要となりますが、こちらはぜひ一度は見て欲しい素敵な場所です。
入山時に拝観希望していなくても、枠が空いていれば、上書院で直接拝観を申し込むこともできます(+800円)。

あじさいウィーク期間中の見どころは、他にもあります。
本堂に向かって右側、護摩堂との間にある「中陽門」を通って先に進むと、「淀殿弁天堂」と「眼力稲荷社」があります。

弁天堂と稲荷社の間の階段に設置されているのは、6月限定の「おいなり花階段」です。
上を見あげると、色とりどりの提灯がつるされていました。晴れた日の午前11時~午後2時頃は陽の光が入って、素敵な景色を楽しむことができるのだそう。


花階段に向かって左側にある階段を通り、稲荷社へお参りした後は、一面に紫陽花が咲き誇るエリアへと進みます。
こちらでは、フェリシモさんの傘を使った「アンブレラスカイ」が展示されていました。
晴れていたら、さぞ青空に映えていたことでしょう。

訪れたのは、およそ1週間前。この時はアンブレラスカイが展示されているエリアの紫陽花も、書院と奥之院の間にある「あじさい廻廊」も、まだまだ見頃は先の様子でした。
公式ホームページやXなどで開花状況が発信されていますので、ご参考までに。

また現在、「紫陽花切り絵御朱印」「紫陽花花手水刺繍御朱印」、「花手水おまもり」などが授与されているそうです。
これはなかなか素敵。

眼病平癒の祈願寺であり、さまざまな季節の花を楽しむことができる、柳谷観音 立願山「楊谷寺」。
また紅葉が美しくなった頃にでも、訪れてみたいと思います。
基本データ 名称:柳谷観音 立願山楊谷寺 住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2 拝観時間:午前9時~午後5時半(最終受付午後4時半) 拝観料: (通常期)500円 ※高校生以下無料 (ウィーク開催時)700円 ※高校生以下無料 (年間入山券)3,500円 ※ウィーク期間含む 上書院拝観日:ウィーク期間中/毎月17日 上書院拝観時間:午前9時~午後3時 上書院拝観料:800円 ※別途上記拝観料も必要 電話:075-956-0017 |
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