エースパックなしっこ館(鳥取県倉吉市) ①日本で唯一の梨をテーマにしたミュージアム

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 鳥取県立鳥取二十世紀梨記念館「エースパックなしっこ館」、昨年訪れた時の様子を紹介します。
 「エースパック」という名前に記憶がなく「?」と思ったら、大阪市に本社がある株式会社エースパックがネーミングライツを獲得し、今年4月1日から名称が変更になったそう。納得。

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 場所は鳥取県倉吉市、「倉吉パークスクエア」内にあります。
 「エースパックなしっこ館」は、写真に写っている文化芸術拠点「エークパック未来中心」と中で繋がっており、今回はこちらの入口からお邪魔しました。

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 ちなみに、外から見た「なしっこ館」は、こちらの丸いドーム状の建物部分です。

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 未来中心の中に入ると、見事な木造の吹き抜け空間がありました。この場所は「アトリウム」、最大高42メートルの吹き抜け空間を持つ、未来中心のシンボル的な場所です。
 なしっこ館は、入って左手の方向にあります。

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 なしっこ館の入口です。
 施設の手前にショップとフルーツパーラー、奥に広いミュージアムスペース、さらにその奥から外に出ると梨ガーデン、という、想像以上に盛りだくさんの施設です。
 
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 ショップには梨を使ったスイーツをはじめ、梨そのものもまるごと箱や袋で販売されていました。これはなかなかに豪快。

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 フルーツパーラーの入口です。
 ミュージアムやガーデンを堪能した後にソフトリームでも、と思っていましたが、ミュージアム内で「梨の食べくらべ」ができたので、うっかりそれで満足してしまいました。

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 ご参考までに、フルーツパーラーのメニューです。
 「梨ソフトクリーム(小)」だけでも食べればよかった、と今さらながら後悔中。

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 それではいざ、ミュージアムスペースに入館です。
 一歩足を踏み入れた瞬間、目の前にそそりたつナシの巨木に思わず足が止まりました。見あげれば、細い枝が天を覆うかのように四方八方へと伸びています。

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 なしっこ館のシンボルツリーとして展示されているこの木は、倉吉市の栽培家 稲村清臣氏が育てた樹齢74年の二十世紀ナシです。ご厚意により、1999年に掘り起こされました。
 幹周は1.38メートル、枝の広がりは20メートル、着果数は約4000個という、迫力のある巨木です。

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 巨木の大きさは、普通のナシの木と比べると一目瞭然。
 展示スペースには、栽培方法など詳しい説明が並んでいましたが、ナシの木を育てる技術はなんとも見事なものです。

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 こちらがその根っこ部分、地上部分と地下部分は水鏡のように同じような姿をしているそう。
 幹や枝の広がりに合わせて、根っこの部分も横方向に広く成長しているのだとか。

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 上にのぼる階段があったので、せっかくなのでのぼってみました。

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 2階からは、梨の巨木を見おろすことができました。なかなか見ることができない角度です。
 20メートルに渡る枝の広がりを、しっかりと自分の目で見ることができます。

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 この巨木をそのままここに運べんだのかと思いましたが、さすがにそれは難しいですよね。
 掘り起こしたナシの木は、1万個以上に断片化され樹脂で加工、足場を組んで組み立てられたそうです。この情熱はすごい。

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 また、訪れた時はシンボルツリーの前に、高さ3メートルを超える「梨タワー」が設置されていました。期間限定ですが、どうやら毎年設置されている様子。
 何個の梨が並べてあるか予想して応募すると、正解に近い方の中から梨がプレゼントされるそうです。

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 次回は、さまざまな展示スペースと梨の食べくらべを紹介します。


 基本データ
 名称:エースパックなしっこ館
 住所:鳥取県倉吉市駄経寺町198-4
    倉吉パークスクエア内
 開館時間:午前9時~午後5時
      (入館受付午後4時40分まで)
 入館料:大人300円/中・小学生150円
     未就学児無料
 休館日:毎月第1・3・5月曜日
      ※祝日・振替休日の場合、休日ではない翌日
     12月29日~1月3日
 電話:0858-23-1174


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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)テーマパーク日記   

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