日本三美人の湯と言えば、東から群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉、そして島根県の湯の川温泉。
その湯の川温泉の湯元旅館に、久々日帰りで訪問してきました。
ちなみに龍神温泉は行って記事にしたこともありますが、川中温泉は少し遠いことや一軒宿で日帰り入浴がないこともあり、まだ未訪問です。
何年ぶりか忘れましたが、本当に久しぶりの訪問。
それでも宿の外観はほとんど変わっておらず、それが逆に懐かしい気分になりました。
玄関に置かれた樽と、そこに書かれた「美人泉」の文字もそのまま。
訪れた時は、ちょうど桜が満開でした。
これで浴室から花見ができたら最高なのですが、後で紹介するように残念ながら浴室の眺めはありません。
フロントやロビーは、昔ながらの日本旅館の風情。
以前訪問した時の写真と見比べたのですが、カーペットの張り直しやソファの変化はあったものの、だいたいの見た目や雰囲気は数年前と同じでした。
大幅にリニューアルする宿、昔の姿のままの宿と色々ありますが、どちらにもどちらの良さがあると思います。
以前に貸し切り風呂ができたことは知ってましたが、立ち寄り湯でも利用できるようになっていました。
午前11時から午後3時までの受付で、50分で基本料金2,000円+一人あたり700円という設定です。
脱衣場はやや年期を感じる作り。
温泉のデータ
源泉名:湯の川温泉(源泉2本の混合泉)
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
源泉温度:44.3℃
pH:8.1
成分総計:1リットルあたり1.46g
お湯の印象:無色透明無臭、わずかに滑らかな肌触り
お湯の使い方
加温:無し
循環:無し
消毒:無し
入浴している客さんが誰もいませんでしたので、浴室の写真です。
これまた以前来た時から変わっておらず、懐かしさがひとしお。
湯の川温泉は泉質が「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」で、無味無臭透明で強い特徴がある温泉ではありません。
ですが日本三美人の湯の名前は伊達ではなく、その実力は入れば分かります。ヌルヌルしているお湯ではないのですが、皮膚の汚れや角質部分を優しく一皮剥いていくお湯と言えばいいのか、湯上がりの肌が明らかに別物になります。
同じ島根県内にある、玉造温泉に近い浴感のように感じました。
また湯の温度はそれほど高くないのですが、源泉掛け流しの威力か強烈に暖まります。
そこまで湯あたりするような温泉ではないと思いますが、この時もしばらく汗が引きませんでした。
湯の川温泉は島根県ということもあり、気楽に立ち寄れる場所ではないのですが、温泉好きなら近くに行った際にぜひどうぞ。
基本データ 名称:湯元湯の川 住所:島根県出雲市斐川町学頭1329-1 営業時間:午前10時~午後4時 受付は午後3時まで (事前の電話連絡を推奨) 入浴料:大人700円 小人400円 休業日:無し 電話:0853-72-0333 |

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