先週見頃をむかえた「御室桜」、今回は満開の美しい桜苑の様子を中心に紹介します。
「御室桜」は、「御室有明」という品種の遅咲きで背丈の低い桜です。「桜苑」に約130株、境内全域と合わせると約200株が植えられているのだそう。
御室桜の下は粘土質の土壌であるものの、酸素や栄養分が少ないのだとか。そのため、根を伸ばすことができず、このことが背丈が低い要因のひとつだと考えられているそうです。
視界いっぱいが桜に埋め尽くされる様子は、まさに絶景です。
江戸時代に、儒学者の貝原益軒が書いた京都の名所を巡覧できる案内書でも、御室桜は「吉野の桜に比べて優るとも劣らない」と絶賛されているのだとか。
花の香りに誘われたのか、ずんぐりむっくりしたクマバチもかなりの数が飛んでいました。
盛んに動き回っていて、今回は写真におさめることができずザンネン。
今年は「桜苑」の奥に、小高い「観覧台」が設置されていました。
昨年は観音堂の横に、桜を見おろせる高い観覧台があったのですが、今年は半分以下の高さになっていて、少し残念。花見客が増えているので、安全面を考慮されたのでしょうか。
とはいえ、今年の観覧台からは、海のように広がる御室桜と五重塔を一緒に撮影ができました。
絶好のフォトスポットです。
観音堂の前には、観音堂修復落慶記念の「千手ひも」が設置されています。
ちなみにこちらは昨年の写真。奥に見える足場のような場所が、昨年設置されていた観覧台です。
この五色のひもは、観音堂の本尊である千手観音の御手と繋がっているそう。このひもを握って真言「オン バザラ タラマ キリク」と唱え、お祈りをするようになっています。
観音堂前で千手ひもを手にお祈りしていると、お坊さま方が数名観音堂の濡れ縁に出ていらっしゃいました。
時間は午前11時、「御室花まつり」期間中の土曜日・日曜日・祝日に行われている、「御室花まつり布教」の始まりです。
仁和寺に縁のある日本各地の寺院のお坊さま方が登場されるこちらのイベント、この日は「御室金剛講 金剛流御詠歌 桜布教コンサート」が行われました。
「御詠歌」とは、御仏の教えを五七五の和歌にし、節をつけて、「鈴(れい)」や「鉦(しょう)」を鳴らしてお唱えする賛仏歌です。
休憩をしたい場合は、観音堂正面に向かって左奥側に「蔵カフェ」があります。
抹茶を使ったドリンクや、アイスなどをいただくことができるカフェです。
2階にイートインスペースがあり、外にもテーブルが設置されています。
観音堂のさらに奥へと進むと、「鐘楼」の近くではミツバツツジや石楠花を見ることができます。
鐘楼の裏側に周ると、薄いピンク色の石楠花が咲いていました。咲き始めです。
こちらは、昨年同じ場所で撮影した石楠花です。見事な満開でした。
現在行われている「御室花まつり」は5月6日(月・祝)まで、御室桜が終わった後は御衣黄桜が楽しめるそう。
5月末になると、5月24日(金)~7月15日(月)の金曜日~月曜日・祝日に「青もみじ雲海ライトアップ」も行われるとか。これは見てみたい。
御室桜の満開で、たくさんの人が訪れている、真言宗御室派総本山「仁和寺」。今年はベストのタイミングで訪れることができました。
来年もまた、こういうチャンスに巡り合えることを祈っています。
基本データ 名称:真言宗御室派総本山 仁和寺 住所:京都市右京区御室大内33 拝観時間:午前9時~午後5時 御室花まつり期間拝観時間: 午前8時半~午後5時半(午後5時受付終了) 御所庭園拝観時間: 午前9時~午後5時(午後4時半受付終了) 入山料(御室花まつり期間除く):無料 特別入山料(御室花まつり期間中) :大人500円/高校生以下無料 御所庭園:大人800円/高校生以下無料 特別入山料・御所庭園共通券:1,100円 霊宝館(期間限定): :大人500円/高校生以下無料 電話:075-461-1155 |

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