
久世橋の北に位置する、「桂川と天神川の背割り」。今回は、実際に背割りを歩いた様子を紹介します。

前回紹介した「堤外人道橋」すぐの場所は、桜(ソメイヨシノ)と菜の花で美しい風景が広がっていました。
桂川(写真右側)沿いの木も桜ですが、こちらは早咲きの桜のため、今回訪れた時はすでに花が落ちていました。残念。

今年は全体的に桜の開花が遅かったため、先週の雨で散ったばかりなのでしょうか。
地面には美しい桃色の花びらが絨毯のように広がっていました。

こちらは一昨年(2022年)4月2日(土)に撮影した、ほぼ同じ場所の写真です。
今回観ることができなかった早咲きの桜は、濃いめの桃色の桜でした。咲き揃っている時期だったら、色とりどりの桜を堪能できる場所でもあります。

「桂川と天神川の背割り」には、おおまかに3種類の桜を見ることができます。ひとつは早咲きの濃い桃色の桜、そして「ソメイヨシノ」系の薄い桃色の桜、「スミゾメ」系の白い桜です。
今回は、早咲き以外の2種類の桜が満開でした。

背割りは、入口辺りから桜のトンネルが続いています。特に、天神川の方(写真左側)はステキな木陰ができていました。
ここから、新幹線の鉄橋までは比較的人も多く、レジャーシートを敷いて花見を楽しむ人の姿も多かったです。

残念ながら、新幹線の鉄橋の下はくぐり抜けることができません。いったん桂川側の河川敷まで降りることになります。

入口付近に河川敷に降りる坂道がありますが、さすがにそこまで戻るのは億劫な方が多いのでしょうか。鉄橋の手前には、下に降りるための小道ができていました。

見るとわかるように、この小道はかなりの急傾斜となっています。その上、とても滑りやすいので、正直なところあまりお勧めできません。
靴底のグリップが効かない方や歩きにくい靴の方、小さなお子さまなどは、いったん戻った方が良さそうです。

桂川の河川敷から背割りを見あげると、青空の下で満開の桜と菜の花を堪能することができます。

新幹線とJR在来線が走る鉄橋の下を通り、さらに先へと進みます。

ちなみに、こちらの写真は一昨年のほぼ同じ場所の写真です。土曜日だったこともあって、かなりの人出でした。
とはいえやはり、早咲きの濃い色の桜が混ざると彩り的にも鮮やかですね。

鉄橋から少し先に進むと、左手に背割りへとのぼることができる、なだらかな坂道があります。

坂道をのぼったところから撮った写真です。
右手に見えるのは桂川、かなり開けた場所なので遠くまで見渡すことができます。

ここまで来ると、平日であることもあってか、さすがに人の数もまばらでした。
それを見越してか、この辺りでもシートを敷いて花見をしている人もチラホラ。とはいえ、鉄橋前の場所よりは明らかに場所は確保しやすそうです(曜日や開花具合にもよるでしょうが)。

背割りの南端に到着です。
ここで、天神川と桂川が合流しています。

帰りは、折り返して来た道を戻って行くことになります。
桜を楽しみながら、写真を撮りながら歩くと、そこそこの距離もそれほど気にはなりませんでした。

交通の便があまり良くないためか、京都市内にしては比較的ゆっくりと桜を楽しむことができる「桂川と天神川の背割り」。
のんびりと桜を愛でるには、良い場所だと思います。

来年は、この写真のように早咲きの桜が咲いている時期に、また花見に訪れたいですね。
基本データ 名称:桂川と天神川の背割り 住所:京都市南区吉祥院新田下ノ向町 |
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