ハトヤ瑞鳳閣さんは京都駅から徒歩数分という駅前にありながら、天然温泉付きの旅館です。
大浴場は男女別で、貸切風呂はありません。
浴室の名前は向いている方向通り、「東山の湯」と「西山の湯」。確か男女日替わりだったと記憶しています。
それぞれの浴室には、画家・木村英輝氏の壁画が描かれています。
東山の湯のモチーフは桜と紅葉、西山の湯のイメージは瓢箪と南天とのこと。
湯上がり処にはドリンクサービスや、個室でのマッサージサービスもありました。
東山の湯の入口。
大浴場の利用時間は午後3時から午前0時、翌朝は午前6時半から午前9時半でした。
なお日帰り入浴のみは受け付けておらず、昼食の和膳とのセット、もしくは1階にあるバイカルでのカフェとのセットのみとなります。
温泉のデータ
源泉名:京都温泉
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
源泉温度:27.4℃
pH:7.4
成分総計:1リットルあたり2.85g
お湯の印象(共通):無色澄明わずかな源泉臭、少し滑らかな浴感
お湯の使い方(推測を含む)
加温:有り
循環:有り
消毒:有り・消毒臭はほぼ検知せず
ハトヤ瑞鳳閣さんの源泉名は「京都温泉」。
なかなか大きく出たなとも思いますが、京都駅目の前という立地ならば名乗っても問題ないでしょう。
さらにハトヤさんの住所と源泉の湧出地を比べると、おそらく湧出地はハトヤさんの敷地内かその隣接地だと思います(番地が1番違い変ので)。
脱衣場には基本的なアメニティ、男性用・女性用のPOLA基礎化粧品もありました。
ここから2枚は浴室の画像になりますので、ハトヤ瑞鳳閣の公式サイトから画像を引用します。
東山の湯・西山の湯は基本的に同じ構造で、それぞれ主浴槽と露天風呂が一つずつ。
東山の湯が石造り、西山の湯がヒノキ造りの浴室となっています。上の写真は、桜と紅葉の壁画がある東山の湯。
こちらは南天と瓢箪が描かれた陶板焼が飾られた、西山の湯です。
ハトヤさんの温泉は、深度910メートルから湧き出した天然温泉。
浴室の入口近くには、温泉の採掘に用いられた器具や土質標本、そして京都温泉の採掘断面図や地質構造に関する資料も掲示されていました。
温泉がどのように採掘され湧出するかや、京都の地質に興味がある人にはなかなか貴重な資料と言えそうです。
次回、最後はハトヤ瑞鳳閣さんの朝食を紹介します。
基本データ 名称:京湯元ハトヤ瑞鳳閣 住所:京都市下京区南不動堂町802 休業日:無休 電話:075-361-1231(宿泊予約) |

この記事へのコメント