京都駅すぐ近くにある利便性の良い立地ながら、天然温泉のある旅館。
京都の中ではそうとう歴史のあるホテルで、今の場所で昭和25年3月に開業した 「ホテルはとや」が前身になっています。
今回は旅行割があった時分に、一泊朝食付きでお邪魔しました。
京都タワーのある塩小路通りを、烏丸から東へ数分歩いた場所にホテルがあります。
1950年に創業して以来ハトヤさんは何回かのリニューアルを経て、2014年からはほぼ全面改装した「京湯元ハトヤ瑞鳳閣」としてグランドオープンしました。
ちなみにハトヤというと伊東温泉のハトヤさんが有名ですが、特に関係はないようです。
広々とした明るいロビーで、まずはチェックイン。
こちらはミシュランに選ばれたこともあるようで、フロントに表示がありました。
調べたところ、ミシュランガイド 京都ホテル部門で星3つと同等のパビリオン3つ(非常に快適)を取得されたことがあるようです。
なおチェックイン・チェックアウトはプランによって異なりますが、基本は15時~10時とのことでした。
旅館内には、こんな絵も飾られていました。
館内全体は和風で間違いないのですが、随所に飾られた芸術作品や装飾・絵画などはかなり現代的なものが多く、歴史を大事にしつつもかなり大胆なリニューアルを行ったことが良く分かります。
館内には京都らしいアイテムを中心に取り扱った土産物屋さんや、
京都・下鴨で1955年に創業した洋菓子店、バイカルさんも入っていました。
記事を書くにあたって調べたのですが、ハトヤ瑞鳳閣さんを運営しているハトヤ観光グループは、バイカルさんや京料理 栄寿庵さん、智積院茶寮 桔梗さんも運営されています。
もう一つタイムリーな情報があったのでついでに書いておきますが、バイカルさんの下鴨本店は2025年の創業70周年を前に店舗建替えをされているらしく、今は元の場所から西に1分ほど歩いたところにある仮店舗で営業されているとのことでした。
あとそういえば、バイカルさんのお店って2023年の9月に車が突っ込む事故があったので、それもあっての建て替えということなのかもしれません。
下鴨本店さんの建て替え新規オープンは、2024年秋頃を予定しています。
エレベーターホールには、舞妓さんの名前が書かれたうちわが飾られていました。
京都の祇園では、舞妓さんや芸妓さんがお世話になっている得意先に自分の名前が入ったうちわを配る習慣があり、これもおそらくはハトヤさんと何らか関係のある(もしくはお得意になっている)舞妓さんなのでしょう。
エレベーターを降りた先からは、吹き抜けになった中庭が見えました。
次回は、ハトヤ瑞鳳閣のお部屋を紹介します。
基本データ 名称:京湯元ハトヤ瑞鳳閣 住所:京都市下京区南不動堂町802 休業日:無休 電話:075-361-1231(宿泊予約) |

この記事へのコメント