カツ丼というとだいたい卵でとじたものを想像しますが、卵でとじないカツ丼もいくつかの地方にあります。
例えば福井や長野のソースカツ丼、そして新潟には甘辛醤油を使ったタレかつ丼。
そんな新潟のタレかつ丼が食べられるお店が京都にもあると知って、「タレカツ 京都本店」さんにお邪魔することにしました。
なお京都本店と名前は付いていますが、本店は東京の西神田にあるお店のようです。
場所は四条烏丸にほど近く、近くには錦市場や大丸がある綾小路沿い。
かなり狭い道路で交通量も多いので、車にはお気をつけを。
店内はカウンターとテーブル席で、公式サイトによると席数は20とのことでした。
あまり大きなお店ではないので、ランチタイムには待ちが発生する可能性があると思います。
新潟タレかつ丼を売り物にしているだけあって、壁にかかっていたのは新潟市のシンボル、萬代橋の写真。
平日のランチタイム(午前11時~午後5時)には、通常メニューにサラダが付いてお値段も少し下がったお得なメニューがあります。
今回は最初なので、基本の「カツ丼セット」を注文しました。
その他のメニューです。
タレかつ丼やヒレかつ丼を始め、海老丼、合い盛り、カレーなどのラインナップ。ビールも飲めます。
機会があれば、お土産にタレカツサンドというのもいいかもしれません。
卓上の調味料は、七味唐辛子、山椒、カラシ、ピンク生姜。
ピンク生姜は紅生姜とは味が異なり、どちらかと言えば寿司屋さんの生姜甘酢漬けに近い味がしました。
平日ランチのカツ丼セット到着。
たれかつ丼、味噌汁、ミニサラダ、漬物が付いて920円です。
グランドメニューのカツ丼はミニサラダがなく40円高いので、ランチタイムはかなりお得なことが分かります。
漬物は胡瓜と白菜。
ミニサラダは、フライドオニオンが乗ったちょっと珍しいものでした。
味噌汁はおそらくインスタントで、中身はワカメ。
新潟タレかつ丼の特徴は、脂身が少ない肉を薄く叩き細引きのパン粉で上げたもの。
こちらのお店では、ブランド豚の「和豚もちぶた」を用い、店でパン粉を付けてラードで揚げているとのことでした。
食べてみると、和食の基本の味付けである甘辛醤油の風味をふわりと感じました。もし家で作るのであれば、醤油と味醂と日本酒を併せて煮切れば似たような方向性になりそうです。
ソースカツのようにカラシを付けて味変するもよし、ピンク生姜で口をさっぱりさせつつ食べ進むもよし。
個人的には山椒が面白い味変になっていると思いました。
タレカツさんはご飯にもこだわりがあり、新潟産の「こしいぶき」を丼に合うようにすこし硬めに炊いているそうです。
そして秋には新米を提供するとのことで、そろそろ季節なので再訪したいと思います。
基本データ 名称:タレカツ 京都本店 住所:京都市下京区塩屋町綾小路通44 営業時間:(月~土)午前11時~午後10時半 (日・祝)午前11時~午後9時半(LO30分前) 休業日:無し 電話:075-341-8350 |
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