今年(2023年)4月22日にリニューアルオープンした「京都タワーサンド」、今回はB1Fにある「FOOD HALL」に新しく入ったお店を紹介します。
今回は地下からお邪魔しました。
京都ポルタ 駅前地下街の西エリアと東エリアの間の通路(地下鉄改札口がある辺り)をヨドバシカメラや七条通方面へと進むと、途中左手に「京都タワーサンド」へと続くエスカレーターと階段が見えてきます。
階段をあがった場所が「FOOD HALL」です。
扉を開けると、目の前には今回のリニューアルで新たに設置されたパブリックアート「詩を一服」がお出迎えしてくれました。最果タヒ氏がタワーサンドのために書き下ろされたということで、館内のあちらこちらで見ることができます。
今回お目あてのお店は、地図の右上にある「京のお出汁めし かつを」さんです。
京都で創業20年、四条烏丸にある「海鮮酒場 あんじ」さんの新業態のお店で、店名の通り、お出汁を活かした料理をいただくことができます。
通常メニューには、すでにカスタム済のものと、自分でカスタムするものがあります。
こちらは、自分でカスタムする場合の流れ。カウンターに準備されている注文票に記入して、レジまで持って行くシステムになっていました。
こちらはすでにカスタム済のメニュー10選、カウンター限定の「京のお出汁めし(ぜいたくカスタム)」2,838円(税込)もあれば、京都市内各地の地名がついた「スペシャルカスタマイズ」1,078円(税込)~1,793円(税込)もありました。
各メニュー写真の右上に、使われているお出汁の種類(お出汁・煎茶・ほうじ茶)が表示されていますので、ご参考までに。
通常メニューの他にも、午前11時~午後3時限定のランチメニューもありました。
ランチは全品日替りおばんざいとお出汁付きとのこと。通常メニューと同様、ごはんは大(お茶碗大盛り)・中(お茶碗しっかり一杯分)・小(お茶碗軽く一杯分)から選ぶことができます。
注文したのは、スペシャルカスタマイズのひとつ、ハラス・とろろ昆布・つけもの(小)がトッピングされた「寺町」1,078円(税込)です。
少しわかりにくいですが、たっぷりのハラスととろろ昆布、つけものの下にごはんが隠れています。
つけものは、錦市場の桝悟さんのおつけものだということ。メニューでは「つけもの(小)」となっていましたが、大根、高菜、しば漬けがたっぷりと乗せられていました。
ハラスは鮭、身もしっかりついていますが、脂身部分はぷるんぷるんしています。
一見したところ脂身がしつこいかなと思ったのですが、出汁によく合う美味しい脂身で、するりといただいてしまいました。
添えられていたのは、刻みのり、わさび、あられ。細くふわふわに削られたかつおぶしは、木の枡に入れられていました。
まずは湯のみに出汁を入れて、お出汁そのものを味わうことに。
自慢のお出汁というだけであって、ふわりと優しい香りが漂ってきました。塩や醤油などの味はついていないので、これだけでもごくごく飲めそうです。
最初はごはんとハラスだけで、次にお出汁をかけて、さらには刻み海苔などをのせていただきました。
自分の好みで、いろいろと変化させながら食べることができるのも良いですね。
美味しいお出汁でごはんを食べることができる、「京のお出汁めし かつを」さん。
ランチの海鮮メニューも美味しそうなので、次回はぜひランチメニューをいただいてみたいと思います。
帰り際、ふと階段の横で足下を見ると、床にも詩が刻まれていました。これは面白いデザイン。
リニューアルした京都タワーサンドで、あちこちに記された詩を探して歩き回るのも面白そうです。
基本データ 名称:京のお出汁めし かつを 住所:京都市下京区東塩小路町721-1 京都タワーサンドB1F 営業時間:午前11時~午後11時 定休日:不定休 電話:075-708-3305 |
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