
日本最古の花街「島原」。現在は「島原大門」などが往時の面影を伝える場所にある、大人の隠れ家「魚河岸 宮武」さんの紹介です。

JR丹波口駅から徒歩3分、以前紹介したことがある「誠の湯」さんからは徒歩2分、「京都水族館」からは徒歩15分ほど。
大きな看板もなく通り過ぎてしまいそうになりますが、花屋町通沿いに出ているメニューと、入口横に掲げられた「営業中」の札が目印です。

ランチの営業時間は午前10時半から。午前11時前に到着すると、入口の前にウェイティングリストが準備されていました。しばらくすると、ウェイティングリストは店内に引っ込められたので、表に出ていない場合は店内に入って記入するようです。
名前を書いて待つこと数分、最初に入った人と入れ替わりで、すぐに案内されました。

店内には、カウンター席が12席とお座敷があります。お座敷の場合は、相席となる場合もあるようです。
カウンター席は少し高めのつくりになっていて、小柄な方には座布団が準備されていました。少しわかりにくいですが、カウンターの下の奥に荷物をかけるためのフックもあります。

カウンターとまな板を同じ高さにした「オープンキッチンスタイルの居酒屋」と名乗られている通り、カウンター席では目の前で調理される様子を見ることができます。
このような雰囲気とつくりのお店なら、断然お座敷よりカウンター席が好みです。

ランチメニューは3種類。「本日の日替御膳」990円(税込)、この日のメインは「あんこう唐揚」でした。オーダーを聞いていると、圧倒的に「本日の日替御膳」が人気のようです。
その他にも、「お造り御膳」1,540円(税込)、「海鮮ちらし御膳」1,760円(税込)があります。

というわけで注文したのは「本日の日替御膳」、注文してすぐに運ばれてきました。今まで行ったお店の中で、最速だったように思います。
ごはんは量を変更することができ、今回は普通盛りでお願いしました。さらに、ごはんはおかわりすることもできます。


ふわりとした食感のあんこう唐揚は、ほんのりと優しい味がついていて調味料要らず。添えられているのは、さつまいもです。

お刺身もついていました。煮物の魚はいわし、「宮武煮」という店名が入っています。

「くらげと春雨のサラダ」と「わかめのさっぱり煮」、どちらも箸休めにぴったりでした。

「しらすのとろろ酢あえ」に、明太子も添えられていました。
暑くなってくると、少し酸味がきいた一品がついてくると嬉しいものです。

ごはんもつやつや、お味噌汁も美味しかったです。
ごはんとお味噌汁を配膳する時、右側に置くか左側に置くか訊いてくださったのが印象的でした。
料理はもちろん美味しかったのですが、ちょっとした心配りが感じられる接客が素晴らしかったと思います。何より、調理場と受付の人の軽快なやり取り、料理長さんのハキハキとした声が素敵でした。
ランチは予約不可、夜は予約ができますが(予約受付時間は午後2時から)、予約自体がなかなかとれないという話もききます。
いつかはぜひ、夜に訪れてみたいものです。
基本データ 名称:魚河岸 宮武 住所:京都市下京区西新屋敷下之町 アンクル島原1F 営業時間: (ランチ)午前10時半~午後2時(LO午後1時半) ※売り切れ次第終了 (居酒屋)午後5時~午後11時 (フードLO)午後10時 (ドリンクLO)午後10時半 定休日:日曜日・祝日 電話:075-203-1855 |
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