
「梅小路公園」内にある「京都水族館」、今回は幻想的な紺碧に染まる「京の海」大水槽を紹介します。

京都で海というとピンとこない方もいるかもしれませんが、京都府内では天橋立がある宮津市、その両隣の舞鶴市、京丹後市などが日本海に面しています。
「京の海」は京都水族館で一番大きな水槽で、多種多様ないきものが息づく豊かな京の海をまるごと再現されているのだそう。使用されているのは、約500トンの人工海水です。


この水槽では、マイワシやアマダイをはじめ、サメの仲間やエイの仲間など、約50種の魚がゆうゆうと泳ぎまわる姿を見ることができます。

中でも圧巻なのはマイワシの群れ。天橋立で仕切られた内海(阿蘇海)で獲れる食材として有名だという、「金樽イワシ」です。

遊んでいるのか、ただ単に自由きままに泳ぎ回っているのか、時折サメの仲間がマイワシの群れに突っこんでいました。
そのたびにいくつかの群れにわかれ、またひとつになるという動きを繰り返す銀色のかたまりは、美しいのひとことです。

少し先に進むと、大水槽をのぞきこめるビュースポットが用意されていました。
こちらの丸窓から大水槽を眺めれば、目の前にはマイワシの群れが渦を巻くように泳いでいます。


こちらは「さめの洞窟」。中に入ると、洞窟の下の方にサメの仲間たちが集まっていました。
お気に入りの場所なのでしょうか。

「京の海」大水槽を抜けると、今度はペンギンがいるエリアです。

床には、可愛らしいペンギンの足跡。なんとも素敵な演出です。

足跡を追って角を曲がると、そこにはペンギンの大きさを比較したボードが掲示されていました。
「コウテイペンギン」、こんなに大きかったのですね。ちょっとびっくり。

というわけで、ペンギンたちがたくさんいるエリアです。
京都水族館にいるペンギンは「ケープペンギン」、アフリカ大陸の最南端 南アフリカ共和国のケープ地方に生息するペンギンです。

壁には、現在京都水族館にいるペンギン59羽を紹介がありました。ペンギンたちには、京都の通りにちなんだ名前がつけられているそうです。
また、オスは右のフリッパーに、メスは左のフリッパーにバンドがつけられており、一羽一羽色が異なるとか。


ペンギンたちの個性もそれぞれ、ずっと2羽で寄り添っているペンギンもいれば、1羽だけでずっとガラスの近くにいるペンギンもいました。
2羽でいるペンギンの後ろにいるのは、バンドの色から「もと」でしょうか。プールは秒であがる「プールHATER」勢なのだとか。


1匹だけで人間が通る通路の近くをうろうろしていたのは、バンドの色から「しんまち」のようです。
「ペンギンよりも人に興味があり、いまだに彼女無し」とのこと。納得。

ペンギンのエリアを抜けると、次はさまざまな種類のクラゲを見ることができる「クラゲワンダー」です。

「クラゲワンダー」の手前では、先程の「京の海」大水槽を上から眺めることができました。
この場所だと人も少なめだったので、ここでゆっくりと眺めるのも良さそうです。
「クラゲワンダー」は、少し時間をおいてから紹介したいと思います。
基本データ 名称:京都水族館 住所:京都市下京区観喜寺町35-1 (梅小路公園内) 営業時間:公式ホームページ確認 入館料:大人2,400円/高校生1,800円 中学生・小学生1,200円 幼児(3歳以上)800円 休館日:なし ※施設点検、気象状況などで 臨時休業をする場合有 電話:075-354-3130 |
この記事へのコメント