
JR京都駅から西へ徒歩15分ほどの場所にある、「オオサンショウウオ」や「ペンギン相関図」で人気の「京都水族館」の紹介です。

今回は梅小路通を嵯峨野線沿いに西に歩き、大宮南入口から「梅小路公園」に入りました。
「芝生広場」の奥に見える大きな建物が「京都水族館」です。

ちなみにこのルートを通ると、公園に入る手前の大宮通の高架下で、オオサンショウウオのブロンズ像を見ることができます。

訪れたのはツツジが満開の時期。大宮南入口から京都水族館へと向かう途中にある「花の丘」は、色とりどりのツツジで埋め尽くされていました。

「京都水族館」は、平成24年(2012年)に開業した、日本初の100%人工海水を使用した内陸型大規模水族館です。京都市に初めて誕生した水族館でもあり、京都の風土を生かした展示内容になっています。
運営は、オリックスグループのひとつ「オリックス水族館株式会社」が行われています。

入口はごくごくシンプル、左側にあるぬいぐるみが並んでいる場所は、入館後最後に到着するショップです(巨大オオサンショウウオのぬいぐるみがあります)。
「本日の営業時間」と掲示されている通り、京都水族館は年中無休ではありますが、日によって営業時間が異なります。来館の際は、事前に公式ホームページでの確認がお勧めです。

入口横の壁には、京都水族館を象徴するオオサンショウウオが、タイルに描かれていました。

チケットカウンターは、入館してすぐ左手。チケットがない方はこちらで購入し、事前にWEBチケットを購入済の場合はカウンターには立ち寄らず、そのまま入場口へと進むことになります。
なお、土・日曜、祝日は日時指定の入場券が必要ですので、WEBチケットの事前購入(30日前から可能)がおすすめです。

最初のエリアは「京の川」です。
こちらでは、京都府内を流れる川に生息する生き物たちが展示されています。

ということで、鴨川・桂川・由良川に生息している「オオサンショウウオ」も展示されていました。最初のエリアに一歩踏み込んだ瞬間、ラスボスに遭遇した気分です。
実は、この水槽にもオオサンショウウオが写っています。

どこにいるのかというと、水槽に向かって左下。
狭くて暗いところが好きだということなので、みっしりと積み重なっているのでしょうか。見ている間にも、さらに一匹追加でもぐりこんでいました。

水槽の横には、「斑でみわける斑別帳」なるものが掲示されていました。
どれがどの個体か本物と照らし合わせようとしましたが、さすがにここまで積み重なっていると難しいですね。

水槽の反対側には、オオサンショウウオの生態が詳しく展示されていました。
なかなか興味深い展示なので、来館した際にはぜひじっくりと見学したいスペースです。

オオサンショウウオには在来種と海外から輸入された外来種、それらが交雑した交雑個体がいるそうです。
現在、鴨川では在来種と野生化した外来種の交雑が進み、在来種は絶滅の危機に瀕しているとか。


交雑個体は在来種よりも多くの餌を食べ、成長が早いと言われているそうです。
とはいえ、その詳細な記録がないため、京都市文化財保護課と京都大学西川研究室と連携し、現在検証を行われているとのこと。

さらに奥には、滝が流れ落ちる大きな水槽があり、こちらでも「京の川」を表現されています。

水槽の手前にどどんと設置されていたのは、オオサンショウウオのぬいぐるみ。京都水族館にいる一番大きなオオサンショウウオと背くらべができるようになっていました。

さらには、オオサンショウウオの形を模したソファも設置されていました。
腰かけてのんびりと水槽を眺めるのも良さそうです。

次回は、オットセイとアザラシがいるエリアや「ペンギンの洞窟」を紹介します。
基本データ 名称:京都水族館 住所:京都市下京区観喜寺町35-1 (梅小路公園内) 営業時間:公式ホームページ確認 入館料:大人2,400円/高校生1,800円 中学生・小学生1,200円 幼児(3歳以上)800円 休館日:なし ※施設点検、気象状況などで 臨時休業をする場合有 電話:075-354-3130 |
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