前回紹介した「京都御苑」のしだれ桜の名所「近衞邸跡」を後にし、引き続き東山エリアをめぐってみました。
近衞邸跡から円山公園の中心まで、徒歩55分ほど。約4.5kmほどの道のりです。
うっかりと公園全体の写真は撮り忘れていましたが、ご覧のとおり「祇園のしだれ桜」として有名な「一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)」は、見頃をむかえていました。
今年(2023年)は4月9日(日)まで、午後6時~午後10時の時間帯でライトアップが実施されるそうです。
とはいえ、円山公園のお隣「知恩院」の「三門」前の桜はまだ開花しておらず、円山公園全体としても同じような雰囲気でした。
公園内には、桜の季節のお楽しみである茶屋の設置も進んでおり、今年は毛氈が敷かれた座敷席も復活するようです。
※茶屋の写真撮り忘れのため、ひょうたん池にいた鴨の写真で失礼します・・・(←だから必要な写真を撮り忘れる・笑)。
続いて、円山公園から徒歩5分少々の場所にある「高台寺」へ。こちらも、しだれ桜の名所です。
「小方丈」建設のための工事が現在も継続中らしく、ねねさまのイラストの隣には、安全ヘルメットをかぶった可愛らしい獅子(?)のイラストが描かれていました。
受付で拝観料を納めてから進むと、すぐに濃い桃色の鮮やかな桜がお出迎えしてくれます。
思わず、「大雲院」の「祇園閣」と一緒に撮影。青空に良く映える1枚になりました。
近くでは馬酔木も見頃。鈴なりに連なる可愛らしい花に思わず足を止めてしまいます。
とはいえ、葉だけでなく全体に有毒成分が含まれるという馬酔木、誤って口にしないように注意したいものです。
今回のお目当ては「方丈」前庭の「波心庭」、こちらでは1本の美しいしだれ桜を愉しむことができます。
コロナ禍に入ってから、高台寺の方丈では濡れ縁に座ることが禁止されていましたが、今回訪れた時には再び座ることができるようになっていました。
枯山水の白砂に映る桜の影も美しく、腰を下ろし、時間を忘れて魅入ってしまいました。
地面すれすれにまで枝が伸び、まるで滝が流れ落ちるように花をつける高台寺のしだれ桜は、お気に入りの桜のひとつです。
いったん、方丈から出て外へ。外から「勅使門」と一緒に撮るしだれ桜も、なかなかに良いものです。
せっかくなので、以前紹介したことがある「利生堂」にも足を伸ばしてみました。拝観料が不要で、ゆっくりと拝観ができるおすすめの場所です。
部屋一面に描かれている「大涅槃壁画」は、相変わらずの存在感があります。
この日はお釈迦さまの前に、花の形をした燭台が並べられていました。
200円ほどの線香・蠟燭代をおさめて、線香・蝋燭を奉納するようになっています。
前回は紹介しませんでしたが、入口の右側には、お釈迦さまの生涯を描いたレリーフがありました。
詳細な説明はありませんでしたが、それなりに調べたことがある身からすると、なかなか興味深く拝見しました。
高台寺の利生堂の横から階段を降り、清水寺の方へと二寧坂から産寧坂を進みます。
途中、産寧坂の階段にある桜は、心なしか枝が少しばかり短くなったような。
東山エリアではこの春、円山公園や高台寺、知恩院、清水寺などで、夜間ライトアップや夜間拝観が行われる予定です。
それぞれの場所で日程や時間がことなりますので、詳しくはそれぞれの公式ホームページなどをご確認ください。
基本データ 名称:円山公園 住所:京都市東山区円山町 基本データ 名称:臨済宗建仁寺派 鷲峰山 高台寺 住所:京都市東山区高台寺下河原町526番地 拝観時間: (通常)午前9時~午後5時半(午後5時受付終了) (夜間特別拝観期間) 午前9時~午後10時(午後9時半受付終了) ※点灯は午後5時開始 拝観料金:大人600円/中高生250円 共通割引拝観券900円 ※高台寺・圓徳院・掌美術館 電話:075-561-9966 |
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