今年の桜の開花は平年より9日早いということで、昨年より1週間以上早く、京都市内の桜めぐりをしてきました。
今回紹介するのは、烏丸通沿いの「頂法寺(六角堂)」と「京都御苑」です。
まずは六角通を東に入った場所にある、「頂法寺(六角堂)」に足を向けました。
こちらでは早咲きの桜、「六角堂御幸桜」を見ることができます。
六角通の門をくぐり抜けると、目の前では「縁結びの六角柳」別名「地ずり柳」が鮮やかな新緑の葉をつけていました。
柳の奥に視線を向ければ、新緑越しに白に近い薄紅色の桜の木が視界に入ります。
高い建物が周りを取り巻いているこの場所では、桜も日陰になりがちです。
とはいえ、桜の下から見上げる青空は格別なもの。やはり花見は青天の日に限ります。
「十六羅漢」のすぐ側で咲く「六角堂御幸桜」は、すでに満開の状態でした。
本堂をはさんで六角堂御幸桜の反対側には、1階がガラス張りになった建物「WEST18」があります。
このガラス張りの中には「STARBUCKS COFFEE(京都烏丸六角店)」さんがあり、桜を眺めながらお茶を愉しむことができる、絶好の場所となっていました。
この場所では、1本の枝に淡い薄紅色と白色の2色の花をつける桜を見ることができます。
本堂から振り返って、柳と桜を一緒に1枚。春らしい、明るい雰囲気の景色を撮影することができました。
ところ変わって、丸太町通から今出川通の間に広大な敷地が広がる「京都御苑」を訪れました。
頂法寺(六角堂)から丸太町通沿いにある入口「間之町口」まで徒歩15分~20分ほど、距離にして約1.3kmです。
「間之町口」から御苑に入り、左手の方向へと進むと、さまざまな春の花を楽しむことができます。
写真はユキヤナギ。この場所だけではなく、数ヶ所でもっさりと繁ったユキヤナギを見ることができました。見た目も圧巻ですが、香りもすごいです。
そのまま北へとまっすぐに進むと、右手に大きな桜がしだれ桜が見えてきました。
水にふれあう場として整備された「出水の小川」の近くにある、「出水のしだれ桜」です。
出水のしだれ桜は1本だけですが、枝ぶりも大きく迫力がある桜です。
訪れた日も多くの人がにぎわっていました。
さらに進むと、「西園寺邸跡」には真っ赤な椿が地面に落ちていました。ヤブツバキでしょうか。
緑と赤のハッキリとした色同士のコントラストも美しいものです。
さらに進むと、梅林と桃林が見えてきました。
梅はさすがに盛りが過ぎていましたが、桃林はまさに見頃。花の香りはほとんどないですが、白色から濃紅色のさまざまな花を楽しむことができます。
「中立売休憩所」の手前に咲く「紫木蓮」は、木の上の花はほぼ散っていましたが、かろうじて下の方だけ花が残っていました。
肉厚で大ぶりの花びらは、そのいろどりもあいまって、艶やかな雰囲気です。
最後にたどりついたのは、京都御苑の北に位置する「近衞邸跡のしだれ桜」です。
開花が遅い八重紅しだれ桜はまだまだ蕾の状態でしたが、しだれ桜(糸桜)は満開でした。やはりこちらの桜は見ごたえがあります。
奥のしだれ桜も満開で、昨年と比較しても大勢の花見客でにぎわっていました。すぐ横にあるカフェ「SASAYAIORI+」さんも満席の状態でした。
ようやく、少しずつですが日常が戻ってきたようです。
なお、丸太町通沿いの間之町口から、近衞邸跡までは徒歩15分~20分ほど、距離にして約1.3kmあります。
個人的には途中の花々を愛でつつ散歩するのがお勧めですが、てっとり早く近衞邸跡へと行きたい方は、京都市営地下鉄 今出川駅の利用がおすすめです。
基本データ 名称:紫雲山 頂法寺(六角堂) 住所:京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町 拝観時間:午前6時~午後5時 拝観料:無料(境内自由) 電話:075-221-2686 基本データ 名称:京都御苑 住所:京都市上京区京都御苑3 拝観料:苑内無料 電話:075-211-6364 ※受付時間 午前8時半~午後4時半 |
この記事へのコメント