
京都府山科区にある、小野小町ゆかりの御寺「隨心院」。その境内にある梅の名所「小野梅園」の今年の公開予定が、昨年(2022年)12月に発表されました。
公開まであと1ヶ月半ほどなので、昨年の公開最終日近くに訪れた時の様子を紹介します。

場所は京都市の中心部から少し離れた山科区。京都市営地下鉄 小野駅から徒歩5分ほどですが、京都駅から小野駅までは電車で20分~30分ほどかかります(地下鉄 または JR+地下鉄 利用)。
今回は西側にある、隨心院の「総門」からお邪魔しました。


総門をくぐると、参道でもさっそく美しい梅の花 八重紅梅が出迎えてくれました。花びらがフリルのように重なる様子は圧巻です。
「小野梅園」はこの参道の右手に広がっています。

こちらが「小野梅園」の受付です。入園料は300円(小学生以下無料)で、今年も同じようです(要確認)。
なお、隨心院の拝観受付は別の場所となりますので、ご注意ください。

「小野梅園」には、約200本もの八重紅梅が植えられています。例年だと、3月中旬から下旬に見頃を迎えます。
今年の公開は3月11日(土)~3月26日(日)が予定されており、26日には朱華(はねず)色の衣装に身を包んだ少女たちが華麗な踊りを披露する伝統行事「はねず踊り」も開催されるそうです。

梅園はそれほど広いわけではありませんが、連なるように梅の木が植えられていました。


やはり一番目につくのは「八重紅梅」、特に「はねず梅」と呼ばれる品種は、朱華(はねず)色と言われる白みをおびた薄い紅色の花を咲かせるそうです。


園内は全体的に紅梅が多い感じですが、薄い桃色の梅や白梅も見ることができました。

梅園の中を縫うように散策路が設けられており、可憐な梅の花を間近で見ながら園内を自由に歩き回ることができます。


訪れた日はあいにく薄曇りでしたが、時折陽が射す時には空に映える紅梅の様子を楽しむことができました。
やはり、可能であれば青空が広がる日の梅見がお勧めです。

また、園内では「レンギョウ」の黄色い花も見ることができました。

奥には簡単な休憩所も設けられており、床几に座って梅見を楽しむ人の姿もありました。

昨年訪れた時は残念ながら盛りが過ぎていましたので、今年は機会があればもう少し早めに訪れてみたいと思います。
基本データ 名称:小野梅園 住所:京都市山科区小野御霊町35 入園時間(2022年):午前9時~午後4時半 ※2023年は要確認 入園料:300円/小学生以下無料 ※「隨心院」拝観は別途拝観料必要 電話:075-571-0025 |
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