最後は小林屋さんから少し離れますが、城崎温泉そのものを紹介しようと思います。
城崎温泉は日本でも有名な温泉地の一つで、柳並木と七つの外湯がウリ。
宿泊客はこの七つの外湯に、無料で入ることができます。
その城崎温泉の中でもランドマークとなっているのが、温泉地の中央にある「一乃湯」。
江戸時代の温泉医学創始者のお弟子さんの一人が、この一乃湯(当時は「新湯」と言ったそうです)を、天下一と推賞したことから名付けられたお湯だそうです。
そのような背景もあり、一乃湯の小庭には「海内第一泉(国内における天下一の湯)」という石碑が立てられていました。
一乃湯の夕景。城崎温泉は夕暮れも風情があります。
温泉街の中には、閉店は早めとは言えいくつかのお店があるので、一泊朝食プランで泊まるのもいいかもしれません。
一乃湯の近くには、飲泉場もありました。
コウノトリが足の傷を癒したことから発見されたという、城崎温泉外湯の中で最も古いとされる「鴻の湯」。
伝承によれば1400年ほど前に開けたとのことです。
こちらは「まんだら湯」。
1300年ほど前の曼荼羅祈願により湧き出でたことから、この名前が付いているとのこと。
城崎温泉は古い温泉地だけに、歴史的にも様々な見どころがあるのが魅力的です。
「地蔵湯」は、泉源から地蔵尊が発見されたために名前が付けられたとのことで、「地蔵湯」という名前に反してモダンな作りになっていました。
「さとの湯」は、城崎温泉駅から一番近い外湯。
城崎温泉は一乃湯を中心とした温泉街としての繁華街の他、城崎温泉の駅からさとの湯にかけての繁華街が別に存在します。
それぞれでかなり特色の異なる町並みなので、比較して歩いてみるのもいいと思います。
冬場は蟹で有名となる城崎温泉ですが、個人的には蟹シーズンを外した静かな温泉街がお気に入り。
何度でも訪れたい、何度でも入りたい温泉地だと思っています。
基本データ 名称:小林屋 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島369 電話:0796-32-2424 |
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