城崎温泉の中でも老舗に数えられるお宿で、立地は外湯の一つで一番のランドマーク「一乃湯」のほぼ真向かいです。

小林屋さんの起源は、瀬戸物商の「せとや」さん。
元禄時代に開業し、その後1710年頃に旅館を創業したとのことで、歴史は300年以上。
最近改装されたようですが、本記事は改装前の小林屋さんの紹介となります。

小林屋さんの建物ですが、登録有形文化財に指定されているとのことです。




内装は正統派の日本旅館。
少し老朽化が見られますので、改装ではこのあたりが変わったのでしょうか。
起源が瀬戸物商であることもあって、宿の公式ページや内装など、多くの場所で器を見ることができます。
2枚目の写真にある「安藤雅信」氏ですが、調べたところ岐阜県多治見市出身の陶作家とのことです。


宿の中には、様々な有名人の似顔絵に言葉が添えられた色紙(プレート?)も飾られていました。

この時泊まった部屋は、おそらく本館。「9号室」とのことです。
城崎温泉の中心を流れる大谿川(おおたにがわ)と、ランドマークである一乃湯が一望できる絶好の場所でした。
調べてみると、スタンダードルームでもこの景観がある部屋は3室あるとのことです。

客室設備は一般的なものに加えて冷蔵庫や金庫なども完備。
昔ながらの趣を残した日本旅館でありながら、全館フリーWiFiが飛んでいるのも特徴の一つです。

バスタオル、浴衣などの備品は標準的なもの。


この部屋の最大のポイントは、なんといってもこの眺め。
一乃湯は城崎温泉にある外湯の一つであり筆頭格。言わばこのあたりが城崎の大通りであり中心部。
その中心部を一望でき、夜には照明で照らされた温泉街の雰囲気を満喫できます。

薄暮の小林屋さん(と、その奧にある「まつや」さん)。
実に良い雰囲気だと思います。
次回は小林屋さんの温泉を紹介します。
基本データ 名称:小林屋 住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島369 電話:0796-32-2424 |
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