鞍馬寺(京都市左京区) ①古色蒼然とした鳥居や大きな石碑「魔王之碑」

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 叡山電車の終点駅のひとつ「鞍馬駅」にほど近い場所に拝観入口にあたる「仁王門(山門)」がある、鞍馬弘教総本山「鞍馬寺」の紹介です。

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 以前、参道の途中にある「由岐神社」や「本殿(金堂)」へと続く「九十九折参道」、貴船方面への山越えとなる「奥の院参道」を紹介しました。
 今回は2回に分けて、由岐神社の手前で脇道にそれた場所にある御社や、日本で一番短い鉄道「鞍馬山鋼索鉄道(鞍馬山ケーブル)」を紹介します。

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 鞍馬山ケーブルの「山門駅」がある「普明殿(ふみょうでん)」を過ぎ、由岐神社へと続く坂道の参道の途中、右側にある細い参道にそれると、「方丈池」があります。
 組まれた石垣は、江戸時代の姿をそのまま残しているそうです。

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 方丈池から石造りの階段を進むと、「吉鞍稲荷社」が見えてきます。

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 稲荷社から、さらに階段が上へと続いていました。
 かなりの段数がありますが、由岐神社へと向かう坂道の参道がかなりの角度だったことを考えると納得です。

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 石段の先にあったのは、苔むした石造りの鳥居。古色蒼然とした雰囲気が、何ともいえません。

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 わかりにくいですが、鳥居の扁額には「鬼一法眼」の文字が記されていました。
 室町時代に書かれた「義経記」に登場する人物で、兵法の大家とされています。義経は、この鬼一法眼から兵法書 「六韜(りくとう)」 を盗み、学んだとされているそうです。

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 石造りの鳥居の奥には、これもまた苔むした大きな岩が置かれていました。

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 岩には、「魔王之碑」と彫られていました。本殿金堂に祀られている「護法魔王尊」に関係するものでしょうか。

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 ここから、本来の参道に戻ります。
 坂道の奥に見えるのが「由岐神社」です。

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 「由岐神社」というと「鞍馬の火祭」が有名ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、一昨年昨年の2年間は中止されていました。
 今年は「歴史や伝統の継承が困難になり、祭自体の存続の危機になりかねない」ということから、現在のところ開催を予定されているようです。

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 この日は平日ということもあってか、由岐神社も鞍馬寺の本殿金堂もゆっくりと参拝することができました。

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 次回は、帰りに利用した「鞍馬山鋼索鉄道(鞍馬山ケーブル)」を紹介します。


 基本データ
 名称:鞍馬弘教総本山 鞍馬寺
 住所:京都市左京区鞍馬本町1074番地
 本殿開扉時間:午前9時~午後4時15分
 愛山費:300円
 ケーブル寄進(片道)
 :大人200円/小学生以下100円
  ※ケーブルカー利用時のみ
  ※運休有
 電話:075-741-2003

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)寺社・仏閣日記    

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