こちらは一般的なラーメン屋さんとは少し異なる、「蘭州ラーメン」という商品を提供されています。

蘭州ラーメンは100年くらいの歴史があるとのこと。
ラーメンのカテゴリで言えば、牛骨の清湯スープといったところでしょうか。
日本で言えば、倉吉のラーメンが近いでしょうか(具については違いますが)

蘭州ラーメンの歴史はこちら。
甘蘭牛肉麺の創業者は蘭州市の中国人で、日本企業の投資を受けて日本で蘭州ラーメンのお店を開くことになったようです。

お店は食券制です。
看板メニューの甘蘭牛肉麺は、麺の種類を選び、後は麺の量やパクチー・ラー油の量、牛肉の枚数で値段が変わるシステム。

ちょっとボケてしまっていますが、麺は4種類あります。
今回はこの中から、定番の「細(シー)」をオーダーしました。


その他、拌麺(日本で言うまぜそば)や、角切牛肉のラーメン、一品物も券売機で売られていました。

定食メニューもありましたので、今回はこれを注文。
B定食の「甘蘭牛肉麺+ご飯+サクサクじゃがいも+味玉」というセットです。
サクサクじゃがいも、と書いてありますが、おそらく現地での料理名は「酸辣土豆絲」あたりだと思います。


お店の中は、カウンターとテーブル席。
公式サイトによると、席数は36とのことです。

卓上の調味料はシンプルで、置いてあるのは黒酢のみでした。

甘蘭牛肉麺、到着。
日本にあるラーメンとは、見た目からしてかなり変わっているのが分かります。
澄んだスープとラー油、そして大根やパクチーあたりは日本にはない組み合わせです。

最初からラー油が入っていますが、基本的にスープは澄み切っています。
そして牛骨から取ったとは思えないほどあっさりしたスープ。
ラー油の辛味や、デフォルトで入っているパクチーが人を選びそうですが、ハマる人にはハマるラーメンだと思います。

B定食の内容は、煮卵、ご飯、ジャガイモの細切り炒めです。
このジャガイモの細切り炒め、なかなかご飯に合います。

蘭州ラーメンの具は、パクチー、ネギ、ラー油、そして大根。
この大根は牛骨スープで煮込まれているらしく、風味豊かで美味しかったです。

一方で牛肉煮込みは、正直なところ微妙。
これが1枚100円相当ということであれば、次は牛肉を減らしてその分をサイドメニューに振り分けてもいいかもしれません。
サイドメニューはジャガイモの細切り炒めだけではなく、キクラゲの一品とかセロリとピーナツの一品とか、かなり充実していました。

ラーメンの麺は、手打ちでのばしていくスタイル。
かなり長めの麺が印象的でした。

最後は黒酢を入れてさっぱりと。
甘蘭牛肉麺さん、スープが牛骨の割に澄んでいることとか、脂分がほとんどないこととか現在のラーメンとは異なります。
特にパクチーが苦手な人には合わないと思いますが、一方でハマる人には美味しいラーメンでしょう。
パクチーが嫌いでなければ、ぜひどうぞ。
基本データ 名称:甘蘭牛肉麺 京都四条河原町本店 住所:京都市下京区四条通河原町東入真町88 営業時間:午前11時~午後9時 定休日:無し 電話:075-223-8123 |
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