京都観光の玄関口「京都駅」の八条口から徒歩15分ほどの場所にある、真言宗総本山「東寺(教王護国寺)」の紹介です。
今回のお目あて「蓮」が見頃を迎えているということで、先週午前9時半頃に足を伸ばしてみました。
蓮を見ることができる堀があるのは、京都駅に一番近い「慶賀門」から入って左手です。
時折、甲羅干しするカメを見ることができる堀は、見事なまでに蓮の葉で覆われていました。
奥に見える建物のは、「食堂(じきどう)」です。
蓮の花が咲くのは、午前中(おおよそ7時頃~9時頃)。午後にはとじてしまうという特性があります。
訪れたのは午前10時前だったので心配でしたが、見事に咲き誇る薄紅色の花を堪能することができました。
池が直角に曲がる辺りでは、国宝「五重塔」と蓮の花の競演を見ることができます。これは美しい。
角を曲がってから振り返り、慶賀門とともに1枚。
キレイに開いている花もあれば、ほころぶ寸前の大きなつぼみもあります。つぼみの状態のものも、数日中には美しい花を見ることができそうです。
蓮が浮かぶ堀の奥には、平安時代に建てられたという「宝蔵(ほうぞう)」を見ることができます。
現在は国宝となっている「両界曼荼羅」などの数多くの寺宝が納められていたため、延焼を防ぐために周囲は堀に囲まれているとか。
すぐ近くには、平安時代中期に活躍した「三蹟」のひとり「小野道風」ゆかりの柳もありました。
江戸時代中期の浄瑠璃「小野道風青柳硯」にまつわるものです。
東寺の蓮の見頃は、7月上旬頃~7月下旬頃まで。もうしばらくは楽しむことができそうです。
九条通に面した、南側の「南大門」から入った場合は、左手の方からぐるりと半周ほどまわることになります。
途中、木立ちもあり、広々とした空間で(時間帯にもよるでしょうが)少しばかり涼しい雰囲気を味わうこともできます。
京都駅からほど近い場所にある「東寺(教王護国寺)」。五重塔を含む一部のエリアを除いて、境内は無料で入ることができます。
蓮が開花する午前中に、のんびりと散歩するのもお勧めです。
基本データ 名称:真言宗総本山 東寺 (教王護国寺) 住所:京都市南区九条町1番地 開門時間:午前5時~午後5時 拝観時間: (金堂・講堂)午前8時~午後5時 ※午後4時半受付終了) (宝物館・観智院)午前9時~午後5時 ※午後4時半受付終了 拝観料金: (御影堂・食堂)無料 (金堂・講堂・五重塔)有料 ※通年公開 (五重塔初層内部・宝物館)有料 ※特別公開会期中限定 ※詳しくは公式ホームページ「拝観のご案内」を確認 電話:075-691-3325 |
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