丹後の湯宿 ゑびすや ②大正ロマンの館内。桜廊下は一見の価値あり!

 「丹後の湯宿 ゑびすや」さんの紹介です。

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 ゑびすやさんは大正ロマン、大正レトロをコンセプトにされている宿で、館内はノスタルジックな雰囲気でまとめられています。
 廊下のあちこちに置かれた照明も良い風情。夜になれば、周囲に八卦の形のような光を投げかけます。

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 その中でも、大正館と新館をつなぐ廊下の「桜廊下」は一見の価値あり。
 まさに大正ロマンの世界に迷い込んだような、思わず足を止めて眺めてしまう光景です。

 昼の姿、夜の姿ともに風情がありますので、ぜひ訪れた際には両方の姿を見てもらえればと思います。

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 大正や昭和初期の頃は、ガラス製造技術が足りなかったために向こうの風景が歪んだり揺らいだり、あるいは泡などの不純物が入る事も多かったようです。
 本物ではないと思うのですが、桜廊下を中心にしたガラスの何枚かは、そういったレトロガラスになっていました。

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 ふと思いついて床面ギリギリから撮影してみましたが、これはこれで。

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 桜廊下の向こうには、ちょっとした休憩室。
 レトロなソファと言い、手動のサッカーゲームと言い、これでもかというほどレトロな空間です。

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 ゑびすやさんは古い旅館らしく、部屋・風呂・食事処「以外」の部分がかなり拾い作りになっています。
 その中には今は使われていない場所もあるのですが、どこでも見物できるようにきちんと整えられていますので、宿泊された際にはあちこちを見回ってみることをお勧めします。

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 桜廊下と並ぶもう一つの必見ポイントは、こちらの書斎。

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 広く取られた窓と、その前に置かれた旅の思い出ノート。

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 そして多くの古い書物。

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 こちらには昭和40年頃、作家の松本清張氏がが滞在し「Dの複合」の舞台となったそうです。
 この書斎も、氏が執筆に使った場所だとか。そう考えると、ある意味今で言うところの聖地と言えるのかもしれません。

 次回は、ゑびすやさん自慢の貸切風呂を紹介します。


 基本データ
 名称:丹後の湯宿 ゑびすや
 住所:京都府京丹後市網野町木津196-2
 休業日:無し
 電話:0772-74-0025



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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)湯煙日記(京都)   

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