正寿院(京都府宇治田原町) ③客殿ではハートの形をした「猪目窓」を見ることができます

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 宇治田原町にある風鈴寺こと「正寿院」の紹介、最後はハートの形をした「猪目窓」や「天井画」が人気の「客殿」を紹介します。
 「客殿」は、駐車場と本堂の間にあるこちらの建物です。

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 「風鈴まつり」の期間だったので、客殿の入口でもいくつもの風鈴が出迎えてくれました。

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 客殿の入口です。靴を脱いでからお邪魔します。

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 拝観の受付は本堂で済ませているため、こちらでは受付でいただいたパンフレットを提示して中に入りました。

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 「則天の間」と名づけられている広い空間には、畳が敷かれ庭に向かって大きな窓が設えられています。広々とした明るい雰囲気が印象的です。
 寝転がることはできませんが、思い思いに座ってゆっくりとした時間を堪能することができます。

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 客殿に入ってまず目をひくのは、こちらのハートの形をした「猪目(いのめ)窓」です。
 「猪目」とは約1400年前から日本に伝わる伝統文様のひとつだとか。災難除けのために、灯籠や柱の釘隠し、窓や屋根にある懸魚など、建築装飾として用いられているそうです。

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 窓から見える景色は季節によって色が変わり、春はピンク色、夏は緑色、秋は赤色、冬は白色の景色を堪能できます。
 時期によっては、夜間のライトアップが行われることもあるので、公式ホームページを要チェックです。

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 縁側沿いのお庭では、シャボン玉のように七色に光って見えるガラスで製作された「虹色風鈴」がつるされていました。

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 虹色風鈴の奥には、苔の緑と対比するように鮮やかなオレンジ色の花が生けられた蹲踞(つくばい)がありました。
 正寿院では境内のあちらこちらにある手水や蹲踞に花や植物があしらわれていて、見ているだけでも楽しむことができます。

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 上を見あげると、花と日本を感じる風景をテーマに描かれた160枚の天井画が並んでいます。
 日本画家約90名の方々の協力で、約6年の歳月をかけて完成したそうです。

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 中央付近には、風神雷神の絵が飾られていました。

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 さらに、四隅には守護神として青龍、白虎、朱雀、玄武の四神も描かれています。

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 今年も例年通り、6月1日(水)から「風鈴まつり」が始まります。
 土日祝日は入山制限が行われることもありますので、ツイッター等SNSで発信される情報を確認することをお勧めします。


 基本データ
 名称:慈眼山正寿院
 住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
 拝観時間:
 (4月~11月)午前9時~午後4時半
 (12月~3月)午前10時~午後4時
 ※いずれも最終受付閉門15分前
 拝観料:
 (通常時)600円 ※菓子付
 (風鈴まつり期間)800円 ※菓子付
 (特別夜間拝観期間)800円
 ※駐車場利用時には駐車場協力金が必要
 拝観不可日:4月第3日曜日、8月17日
       「庭を見ながらヨガ」開催日
 電話:0774-88-3601

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)TrackBack(0)寺社・仏閣日記    

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