
参道突きあたり右手、錦水亭さんとは逆方向に進むと本殿へと至る参道が続いています。


そのかたわらにあったのは、平成30年(2018年)の台風21号(関西国際空港連絡橋にタンカーが衝突し破損などの被害有)で倒壊した、二の鳥居のモニュメントがありました。
江戸時代、霊元天皇が上皇となられてから寄進されたという2基の内1基ですが、記述的に補修が困難だったため、モニュメントという形が残されたそうです。


一対の「注連柱(しめばしら)」の間を通り、階段をのぼって先に進みます。

階段をのぼった突きあたりには、平成19年(2007年)に完成した、紅葉庭園「錦景苑」があります。

庭園の中央にある「弁天池」には約2トンの石橋が架けられ、池の周りには銀杏や楓が植えられているそうです。
これは秋の紅葉が楽しみですね。

参道に戻ってさらに先に進むと、左手に「酒樽奉献舎」が見えてきます。

突きあたりを右手へと階段をのぼると、本殿へ到着です。
手前の拝殿は既存の素木の拝殿に朱塗りを施し増改築されたものだということですが、本殿は昭和16年(1941年)に平安神宮から移築されたものだということ。

「長岡天満宮」の御祭神は言わずと知れた「菅原道真」公、道真公自作の木像をお祀りしたのがはじまりだと言われています。
かつて在原業平らと共に詩歌管弦を楽しまれたという場所にあり、太宰府に左遷される途中にも立ち寄られて、「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれたとか。

手水舎のかたわらには、菅公の御神使でもある牛の像もありました。
天満宮をはじめとした天神さんでは、よく見かける風景ですね。

本殿に向かってすぐ左手には、「長岡稲荷神社」をはじめとした末社が立ち並ぶ場所もあります。

稲荷神社の周りでは、木々に囲まれた静かな雰囲気を味わえますので、足を向けてみるのもお勧めです。

季節柄、社務所の前では「キリシマツツジ」の株が販売されていました。
自宅でも鮮やかな濃紅色の花を楽しみたい方には良さそうです。
キリシマツツジと新緑が美しい「長岡天満宮」、現在5月8日まで「春の駐車場臨時料金」となっていて、第2駐車場は最初の30分無料、以降30分ごとに300円(最大料金なし)になっています。
本殿横の第1駐車場の料金は第2駐車場と異なりますので、あらかじめ公式ホームページでご確認ください。
基本データ 名称:長岡天満宮 住所:京都府長岡京市天神2丁目15-13 社務所受付時間:午前9時~午後5時 拝観料:境内無料 電話:075-951-1025 |
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