梅宮大社(京都市右京区) ①猫がいる神社でほころび始めた梅の花

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 嵐山へと向かう途中、少しばかりルートからはずれた場所にある、猫がいる神社「梅宮大社」の紹介です。

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 場所は、阪急 松尾大社駅から東(駅の改札口から出て右手)の方向。桂川を渡り、まっすぐに東へと進み続けると、「梅宮大社表参道」の看板が見えてきます。
 松尾大社駅からここまで、徒歩で約8分ほどです。

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 表参道へと入ってすぐ、少し先に大きな石造りの鳥居が見えています。

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 駐車場は、石造りの鳥居からさらに進んだ、朱塗りの大鳥居の右手に準備されていました。

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 梅宮大社の創建は、奈良時代までさかのぼります。
 もとは、現在の綴喜(つづき)郡井出町に橘氏の氏神として建立されたのが始まりだということ。平安時代の始めに、嵯峨天皇の皇后 橘嘉智子(檀林皇后)によって現在の地に移されたそうです。

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 御祭神は梅宮大社特有の神さまで、酒解神(さかとけのかみ/大山祇神)、大若子神(おおわくこのかみ/瓊々杵尊)、小若子神(こわくこのかみ/彦火火出見尊)、酒解子神(さかとけこのかみ/木花咲耶姫命)の四柱。
 御祭神の名前から、造酒の神さまとしても知られており、「随身門(楼門)」の上には酒樽が並んでいました。

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 また、酒解神の御子 酒解子神は大若子神との一夜の契りで小若子神が生まれたことから、歓喜して天甜酒(あめのうまざけ)を造り、飲んだという言い伝えがあるそうです。
 このことから、安産の神さまとしても信仰されているとか。
 楼門の前には「梅宮日本第一酒造之祖神 安産守護神」の柱もありました。

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 折しも梅の季節。
 先週末から少し冷え込みがあり、まだ満開にはほど遠い状況でしたが、少しずつ梅のつぼみもほころび始めていました。

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 楼門をくぐり抜けると、その正面には拝殿がありました。

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 かたわらには、可愛らしくデフォルメされた今年の干支である寅の絵馬が掲げられていました。

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 手水舎は楼門から入って左手にあります。
 奥には酒樽が並べられており、その右側にある建物が社務所です。
 「神苑(庭園)」を拝観する場合は、こちらで拝観料をおさめることになります。

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 梅宮大社は飼い猫がいることでも知られています。
 この日は、社務所の左側、猫ちぐらがいくつも並んでいる場所に集まっていました。

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 毛布に突っ伏して眠っている猫や、毛づくろいをしている猫などなど。
 慣れているのか、参拝客が近くにいても平然とした様子です。

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 拝殿をはさんで社務所の反対側には、お百度参りの「百度石」と「見切石」もありました。

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 本殿は、唐破風風になっている拝所の奥にあります。
 本殿の東側には、「またげ石」と呼ばれる「またぐと子宝に恵まれる」という子宝の石が鎮座しているそうです。夫婦揃っての子授けの祈祷の祈祷を受けると、案内してもらえるそう。

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 今回のお目あて、梅林がある「神苑(庭園)」の入口は、楼門の右手(拝殿をはさんで社務所の反対側)にあります。

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 神苑の入口門の前の白梅も、花がほころび始めていました。

 次回は、神苑の奥の方に位置する梅苑へと向かう様子を紹介します。


 基本データ
 名称:梅宮大社
 住所:京都市右京区梅津フケノ川町30
と 開門時間:
 (夏季)午前6時半~午後6時
 (冬季)午前7時~午後5時半
 神苑(庭園)拝観時間:午前9時~午後5時
 神苑入苑料:大人600円/小人400円
 電話:075-861-2730

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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