慈照寺(京都市左京区) ②方丈の前に広がる美しい白砂の波紋

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 東山「慈照寺」、通称「銀閣寺」の紹介2回目は、方丈の前に広がる「銀沙灘(ぎんしゃだん)」や高台にある展望所からの眺めを紹介します。

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 観音堂(銀閣)から少しずつ視線を動かせば、まず視界に入るのは、円錐台形の「向月台(こうげつだい)」です。
 「向月台の上にすわって、東山に昇る月を待った」などの俗説があるそうです。

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 向月台から続く白砂の上に美しい波紋が描かれているこちらが「銀沙灘」、慈照寺の中で一番好きな景色です。
 銀沙灘は「月の光を反射させるためのものだ」という説もあるそうですが、いずれにせよ創建当初からのものではなく、近世以後の発想ではないかと考えられているそうです。

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 銀沙灘を半周ほどまわって、方丈の前から銀沙灘、向月台、銀閣を1枚におさめてみました。

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 さらにもう少し進んで、今度は方丈と銀沙灘を。
 写真中央少し左にあるのは、花頭窓(かとうまど)です。上部を火炎形もしくは花形に造った窓で、実はこちらの窓からのぞく銀沙灘もおすすめです。

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 花頭窓(かとうまど)ごしの銀沙灘は、まるで一枚の絵画のようにも見え、思わず時間を忘れて魅入ってしまいました。

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 御本尊の「釈迦牟尼仏」が安置されている「方丈(本堂)」は、江戸中期の建造だとか。中には、江戸期の南宋画家の巨匠「与謝蕪村」「池大雅」の襖絵が所蔵されています。
 正面の額には、悟りの境地を表す言葉「東山水上行」と記され、特別拝観が行われる時には御本尊などを目にすることができるそうです。

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 本堂に向かって右手には、国宝「東求堂」があります。前回紹介した「観音殿(銀閣)」とともに、東山殿造営当時の遺構として現存する建物です。
 もともとは持仏堂として建立された阿弥陀堂で、特別拝観では書院飾りの再現した四畳半書院「同仁斎」を見ることができます。

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 庭園をひとまわりした後は、展望所を目指して長い石段をのぼっていきます。

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 途中には「お茶の井」と呼ばれる湧水があり、こちらは義政公愛用のお茶の井跡とされています。現在も水質は豊かで、茶会などの飲料水として使用されているとか。
 周辺の石組は昭和に入ってから発掘されたという「漱蘚(そうせん)亭」跡で、西芳寺(苔寺)を模範として作られたとされています。

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 慈照寺全体を見おろせる展望所までは、お茶の井からさらに続く石段登っていきます。
 手すりはありますが、山肌を縫ような道なりですので、できるだけ歩きやすい靴がお勧めです。

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 展望所からは、慈照寺の境内は言うまでもなく、西の方角に広がる京都市内を一望できます。
 訪れた日は雲はあるものの、澄んだ青空が広がっていて、見事な眺めを楽しむことができました。ここまで登ってきたかいがあるというものです。

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 展望所で景色を楽しんだ後は、当然登った分を下っていきます。

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 途中の木々や庭園は手入れをされていいて、スタッフの方々が落葉のひとつひとつを丁寧に掃き清められていたのが印象的です。

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 苔も美しく、ところどころもっさりとした姿を見ることもできました。

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 小さな竹の林の先には売店があり、ここまで来れば拝観も終わりの時期。
 道なりに進めば拝観受付があった中門へと続き、再び銀閣寺垣に囲まれた参道を通って、慈照寺を後にすることになります。

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 国宝の建物や美しい庭園をいろいろな角度から楽しめる「慈照寺」、通称「銀閣寺」。
 煌びやかな派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気のたたずまいを堪能できるこちらは、京都市内の寺社仏閣の中では一番好きな場所です。


 基本データ
 名称:臨済宗相国寺派 東山 慈照寺(銀閣寺)
 住所:京都市左京区銀閣寺町2
 参拝時間:
 (3月~11月)午前8時半~午後5時
 (12月~2月)午前9時~午後4時半
 参拝料:高校生以上500円
     中学生・小学生300円
 電話:075-771-5725

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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