滋賀県犬上郡甲良町にある「西明寺」、今回は国宝の「本堂」「三重塔」を中心に紹介します。
本堂や三重塔はさらに高台にあります。
美しい苔庭をぬうように敷かれた石の小道を、ゆっくりと本堂へと向かってのぼっていきます。
なだらかではありますが、階段も続いています。
のぼりきってまず最初に目に入ったのは、国宝の「三重塔」です。
鎌倉時代後期の建物で、飛騨の匠が建立した純和風建築になっています。桧皮葺きの屋根に総桧のこちらは、なんと釘が使用されていないそうです。
初層内部には堂内一面に、法華経の図解、大日如来の脇侍仏三十二菩薩、唐草模様の一種 宝相華(ほうそうげ)などが極彩色で描かれているとか。鎌倉時代の壁画としては、国内唯一のものだといわれています。
壁画の特別公開が行われることもあるそうなので、気になる方は公式ホームページをご確認ください。
そして、こちらが国宝「本堂」です。
鎌倉時代初期に建立された、飛騨の匠が建立した純和風建築の建物で、三重塔と同じく釘は1本も使用されていないとのこと。
堂内は撮影禁止のため写真はありませんが、本堂内陣では日光菩薩、月光菩薩、十二神将の立像などを目にすることができます。十二神将の頭には干支の動物が乗せられており、自分の生まれ年の干支の守り本尊とされているとか。
なお、御本尊である薬師如来は秘仏のため、残念ながら一般公開はされていません。
本堂の目の前にある「二天門」を本堂側から撮影しました。
二天は「持国天」と「増長天」で、本堂とは反対の参道側から見ると、門の両脇にその姿を確認することができます。
参道から二天門を撮影しました。
二天門から下ると距離は短いですが、階段が続いています。足腰に自信がない方は、三重塔の奥に続く下り専用のなだらかな坂道がお勧めです。
足腰は丈夫ですが、せっかくなので下り専用のなだらかな坂道の方に進みました。
三重塔の近くにある鐘楼の方向へと進みます。
吊るされている鐘には、「開運の鐘」という名前がつけられていました。
一撞100円奉賛することが撞くことができますので、鐘の音が気になる方はその響きを聴いてみてはいかがでしょうか。
鐘楼の横から、坂道を下って行きます。
途中小さな石像らしきものが並んでいたので、足を向けてみました。
「子育て地蔵」という札が立てられている周りには、いくつもの石塔が立ち並んでいました。
どことなく、静けさがただよう空間です。
さらに坂道を下っていくと、小さな十一面観音像に囲まれた中に、ひときわ目立つ十一面観音像が安置されていました。
十一面観音菩薩は、本面の頭上に十面の化仏をつけ、十種の功徳と四種の果報を授けるといわれているそうです。
西明寺では、十一面観音像の後ろに並ぶ十一面小観音像に奉納者の氏名を永刻されています。
一体2万円で、永代にお祀りしていただけるそうなので、気になる方は公式ホームページをご確認ください。
アメリカCNNのウェブ特集で「日本の最も美しい場所31選」のひとつに選出された、湖東三山 龍應山「西明寺」。
冬の間は雪に埋もれることも多いようですが、紅葉と苔の美しさは格別です。
境内の状況はツイッターで案内されていますので、参拝の際には参考になるかと思います。
基本データ 名称:湖東三山 龍應山 西明寺 住所:滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26 入山時間:午前8時半~午後4時半(閉門30分前受付終了) ※12月31日は午後3時まで 入山料:高校生以上600円 中学生300円/小学生200円 電話:0749-38-4008 |

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