三千院(京都市左京区) ③秘仏「金色不動明王像」の御開扉は11月28日(日)まで

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 左京区大原にある「三千院」、今回は「往生極楽院」を中心とした庭園「有清園」からさらに奥にある、「金色不動堂」の周りを紹介します。
 「金色不動堂」では11月28日(日)まで、秘仏「金色不動明王像」の御開扉が行われています。

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 有清園から金色不動堂へは、少しばかり石造りの階段をのぼることになります。

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 金色不動堂へと向かう参道のかたわらに祀られているのは、「弁財天」と蛇神・龍神の化身とされることもある「宇賀神」。天台宗においては、宇賀神と弁財天が習合し「宇賀弁才天」と呼ばれることもあるとか。
 琵琶湖に浮かぶ竹生島にある「宝厳寺」の弁天坐像は頭頂部に宇賀神が小さく乗っていますが、三千院では確認もれ。次回訪れる時に、じっくりと拝見してみたいと思います。

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 弁財天像の奥には「紫陽花苑」が広がっていました。
 さすがに花の時期ではなかったので殺風景ではありましたが、6月中旬頃から少しずつ紫陽花が咲き始めるそう。中には希少な星あじさい(七段花)も見ることができるそうなので、ぜひ一度紫陽花の時期に訪れてみたいものです。

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 紫陽花苑を横に見ながら、さらに参道の石段をあがっていきます。

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 こちらが、今年(2021年)11月28日(日)まで、秘仏「金色不動明王像」の御開扉が行われている「金色不動堂」。平成元年(1989年)に護摩祈祷を行う祈願道場として建立された、比較的新しい御堂です。
 毎年4月に行われる「不動大祭」で御開扉が行われるそうですが、今年は「もみじ祭」の期間中も御開扉が行われていました(中に入ってお参りすることができます)。

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 金色不動堂に向かって左手には「無料お茶所」が準備されていて、休憩ができるようになっています。

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 さらに、金色不動堂の右手の階段を「観音堂」に向かってのぼって行きます。

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 観音堂です。中には金色の観音像が祀られています。

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 観音堂の両側には小さな観音堂があり、小さな観音さまがズラリと並んでいました。
 それぞれの観音さまの下には、名前が刻まれています。何故、個人の名前が刻まれているのかと思ったら。

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 この場所に安置されているのは、三千院と縁を結ばれた方々が奉納された小観音像だということでした。

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 観音さまの奉納料は、一口1万円。申し込み後に会員証が届けられ、その会員証を持っている方の参拝料が無料になるそうです。

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 観音堂のすぐ横にも美しい庭が設けられていました。石庭「二十五菩薩慈眼の庭」です。
 こちらは補陀洛浄土を模して二十五菩薩を配した庭園で、日本庭園の設計・施工を手掛けている京都の「中根庭園研究所」さんによるものだとか。

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 金色不動堂まで戻り、向かって右手を奥の方へと進むと、律川の上流に架かる朱色の橋を見ることができます。

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 橋を渡った先には、鎌倉時代につくられた阿弥陀如来の石仏が安置されていました。
 高さは2.25メートル、「欣求浄土(ごんぐじょうど)」を願う念仏行者たちによって作られたものだと言われています。

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 さらに、阿弥陀石仏から上流の方角には、川沿いに可愛らしいお地蔵さまが並んでいました。
 「おさな六地蔵」と名づけられているこちらのお地蔵さまたち、奥まで行かないと見逃しがちなので要注意です。

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 石仏やお地蔵さまを拝観した後は、往生極楽院がある庭園「有清園」まで戻ります。
 少しずつ陽が落ちかけ、有清園から円融房へと向かう門は、見事な色彩と光に彩られていました。

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 意外と通り過ぎる人が多い「円融房」ですが、こちらの展示室では「往生極楽院」の「舟底天井」が原寸大で設置されており、復元された極彩色の天井画を見ることができます。
 浄土思想に基づいて描かれた圧巻の天井画は、見逃すには惜しい場所。ぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。

 そろそろ紅葉の時期は終わりですが、四季折々の景色が楽しめる「三千院」。
 京都市内中心部からは離れた場所ですが、のんびり一泊がてら足を伸ばしてみるのも良い場所だと思います。


 基本データ
 名称:天台宗 魚山 三千院
 住所:京都市左京区大原来迎院町540
 拝観時間:
 (3月~10月)午前9時~午後5時
 (11月)午前8時半~午後5時
 (12月~2月)午前9時~午後4時半
 拝観料:一般700円/中学生・高校生400円
     小学生150円
 休観日:なし
 電話:075-744-2531
 電話(参拝部):075-744-2480

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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