宇治上神社(京都府宇治市) ②「宇治七名水」のうち現存するひとつが湧く境内

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 京都府宇治市にある「宇治上神社」、今回は境内に湧く「宇治七名水」のうちのひとつ「桐原水」や、不思議な巨石を紹介します。

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 お茶が有名な宇治では、お茶に欠かせない水として「宇治七名水」が定められていましたが、残念ながら「桐原水」を除く六名水は失われてしまったそうです。
 唯一、現在も湧き続ける「桐原水」は、宇治上神社の境内で見ることができます。

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 桐原水が湧く建屋は、拝殿に向かって右手の方にありました。

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 わずかな階段をくだって薄暗い建屋の中に入ると、パッと自動でライトが灯ります。
 そこには、見るからに透明の水がこんこんと湧きでていました。

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 壁際には手を清めるための柄杓と、水をそそぐためのロートが準備されていましたが、「飲用可」の表示は見あたりませんでした。

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 桐原水の建屋のすぐ近くには、「宇治市名木百選」に選ばれている、けやきの木がそびえ立っていました。
 昭和56年(1981年)に認定された段階で、推定樹齢が300年、高さは25メートル、幹周りは4.8メートルあったそうです。

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 建屋の横からまっすぐに境内の奥の方へと視線を移すと、石段をのぼった先に御社がひとつ見えました。

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 国の重要文化財に指定されている、鎌倉時代造営の摂社「春日神社」です。
 御祭神は、十束剣についた血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱「建甕槌命(たけみかづちのみこと)」、そして別名「春日権現」や「春日大明神」とも呼ばれる「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」です。

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 向かって右手には、同じく摂社の「住吉社」「香椎社」が並んでいました。
 どちらも紙垂なども新しく、大切に祀られているのがわかる一方、苔むした屋根は緑色に染まり、街中にある神社とは一線を画した風情です。

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 しめ縄がかけられた不思議な巨石は、春日神社の左隣、本殿と春日神社の間にありました。
 「天降石」もしくは「岩神さん」と呼ばれているそうです。日本に古くからある自然信仰のひとつ「磐境(いわさか)信仰」の創祀という説もあるとか。

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 もう一ヶ所、春日神社へと向かう階段をのぼる手前、右側にも同じような巨石が祀られていました。
 前回紹介した境内地図によると「社跡」と記されていますので、かつては何らかの御社が建てられていたのでしょうか。

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 境内から出ると、宇治神社とは逆の方向に「さわらびの道」が続いています。
 この先には、「大吉山展望台」へと続く登山道や、徒歩5分ほどの場所に「宇治市源氏物語ミュージアム」もありますので、興味がある方は足を伸ばしてみるのもお勧めです。

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 また、宇治上神社参拝者専用ではありますが、正門・福門のすぐ近くに駐車場があります。
 境内にいる間だけ駐車ができ、宇治神社その他に行く場合は利用できません。ご注意ください。


 基本データ
 名称:宇治上神社
 住所:京都府宇治市宇治山田59
 参拝時間:午前7時~午後4時半
 拝観料:無料
 電話:0774-21-4634

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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