宇治神社(京都府宇治市) 朝霧橋から宇治郷の産土神を祀る神社へ

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 宇治郷の産土神を祀る「宇治神社」の紹介です。

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 場所は宇治橋の上流、以前紹介した「宇治公園」から宇治川に架かる朱塗りの橋「朝霧橋」を渡った先にあります。

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 「朝霧橋」は1972年にかけられた橋で、「平等院」から対岸にある「宇治神社」「宇治上神社」「興聖寺」などを参拝するのに、便利な橋です。

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 朝霧橋のたもと、宇治神社側には、橋を背景にして「源氏物語 宇治十帖モニュメント」が設置されています。
 この像は、「宇治十帖」のヒロイン「浮舟」が「匂宮」とともに宇治川に漕ぎ出す情景をモチーフにしているとか。

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 モニュメントのすぐ近くには、「ヒカルゲンジ(光源氏)」の名前がつけられた椿も植えられていました。

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 「宇治神社」の鳥居は、モニュメントの向かい側にあります。
 綺麗な朱色の鳥居だと思ったら、令和元年に再建されたばかりの鳥居だとのこと。以前の鳥居は、平成30年(2018年)9月の台風で倒壊したそうです。

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 参道を進むと、左手には「社務所」と「参集殿」が一緒になった建物がありました。
 入口には、太めの足が印象的な狛犬が控えています。

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 「手水舎」は参道の右手にあります。
 手水鉢に彫られている「桐原水(きりはらすい)」とは、宇治七名水のうち現存する最後の湧水です。かつて宇治神社と二社一体とされた「宇治上神社」の境内に湧いています。

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 手水は龍の口から流れ出ている神社も多い中、宇治神社では縁の深いうさぎの口から流れ出ていました。
 鳥取県にある「白兎神社」のふくよかなうさぎとは異なり、こちらは少々強面の御面相です。

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 階段をのぼると目の前には「拝殿(桐原殿)」があります。
 「桐原」とは宇治神社がある辺りの地名で、この場所は応神天皇の離宮跡「桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)」でもあるそうです。

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 拝殿の奥にあるこちらが、国の重要文化財に指定されている「本殿」です。
 三間社流れ造り桧皮葺きの社殿で、鎌倉時代の初期に建てられたものだとか。

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 御祭神は、応神天皇が皇嗣と定めた「菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)」。
 命の宮居の跡だと伝えられている場所に、薨去後に御神霊を祀ったのが宇治神社の始まりだと言われています。
 なんでも、菟道稚郎子命は皇位を兄宮(のちの仁徳天皇)に譲るために、この地で自害されたそうです。

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 奥には、一羽のうさぎが振り返った状態で参拝者を迎えていました。
 御祭神である菟道稚郎子命が河内国(現在の大阪府南東部)からこの土地へ向かわれる途中、道に迷われた際に正しい道へと案内したうさぎです。

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 伝えられている話から「みかえり兎」と呼ばれているこちらのうさぎは、人々の人生を道徳の正しい道へと導く神さまの御使いとされています。

 「宇治神社」には広い境内があるわけではないですが、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと参拝できる神社だと思います。
 近くにある「宇治上神社」も参拝してきたので、また後日改めて紹介します。


 基本データ
 名称:宇治神社
 住所:京都府宇治市宇治山田1
 参拝時間:境内自由
 祈祷受付時間:午前9時~午後4時
 拝観料:無料
 電話:0774-21-3041

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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