多賀大社(滋賀県多賀町) ④「文化財の小径」と境内西にある摂末社

 滋賀県にある「多賀大社」、今回は「参集殿」の前にある「文化財の小径」と境内の西の方角にある摂末社を紹介します。

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 「文化財の小径」は授与所と絵馬殿の間を抜けた先にあり、目の前にには講演会や結婚式の披露宴会場となる「参集殿」もあります。

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 「文化財の小径」入ってすぐ左の方にあるこちらの建物は、幕末において長州藩士 伊藤俊介(後の伊藤博文)ら勤皇方と彦根藩老の仲介にあたったという、多賀大社の大禰宜 車戸宗功の邸内にあったという「文庫」です。
 この文庫では、長州や土佐の志士との密議が行われていたといわれていて、維新前夜の秘史を物語る遺構であるとか。

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 「文化財の小径」を石畳に沿って右の方へと進むと、大きな釜が二つ並んでいました。
 この二つの大釜は、江戸時代の寛永11年(1634年)に行われた大造営、そして元禄12年(1698年)に行われた大修復を記念して設けられた「御湯神事」の道具だと伝えられているそうです。

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 先に進むと、大きな蔵の扉が開け放たれていました。毎年4月22日に行われる「古例大祭(多賀まつり)」に出される二つの神輿が仕舞われている「神輿庫庫」です。

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 上の写真の神輿は「御神輿(おこみし)」、下の写真の神輿が「御凰輩(ごほうれん)」と呼ばれています。
 蔵の中にあっても輝くような美しさで、大切に保管されているのがわかりました。

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 神輿庫の横には、室町時代に鋳造された梵鐘を収めた鐘楼がありました。
 室町幕府、佐々木六角氏、浅井氏の奉賛のもとで社殿の大々的な修造が行われ、中にある梵鐘もその時に鋳造されたものだということです。

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 鐘身156.2cm、竜頭からの高さ209.2cm、口径127cmあるこちらの梵鐘は、室町時代以前の梵鐘の中では五指に入る大きさだとか。
 また、陰刻されている奉賛者には、浅井猿夜叉(のちの浅井長政)の名前もあるそうです。

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 こちらは「太閤蔵」と呼ばれている建物で、「太閤橋」や「奥書院」と同じく、生母 大政所の病気平癒を祈願した豊臣秀吉の寄進によって築造されたものです。

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 境内西の方角にも、いくつかの御社が並んでいます。
 こちらは、大国主神の子である事代主神(ことしろぬしのかみ)を祀った「夷(えびす)神社」です。
 名前からもわかる通り、「海の彼方から福をもたらす神さま」として「商売繁盛」「大漁満足」のご利益があります。

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 さらに進んだ先には、「天照大神」「豊受大神」を祀った「神明両宮」、御神徳は「国運」「隆昌」です。

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 最後に紹介するのは、この辺り一帯の氏神さまである「日向神社」です。
 御祭神は「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」、天照大神の神勅により、三種の神器を報じて日向高千穂に降臨された神さまです。
 こちらは延喜式内社であり、入口には一対の狛犬が置かれていました。

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 日向神社の前にある鳥居をくぐり、今回の参拝は終了しました。
 思っていた以上にいろいろな御社があって驚きましたが、観光ついでに訪れても見どころが多い場所だと思います。

 次回は、「多賀大社」の境内にあるお蕎麦屋さんや、参道にあたる「絵馬通り」の飲食店・土産物屋を紹介します。


 基本データ
 名称:多賀大社
 住所:滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
 拝観時間:午前8時~午後4時
 奥書院・庭園拝観時間:午前9時~午後4時
 祈祷受付時間:午前8時半~午後4時半
 拝観料金:
 (境内)無料
 (奥書院・庭園)300円
 電話:0749-48-1101

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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