和歌山県のみなべ町にある宿泊・日帰り施設で、江戸時代から湯治場として親しまれてきたとのこと。
今回は日帰り温泉でお邪魔しました。

鶴の湯温泉さんの外観。
温泉館と宿泊館は分かれているようです。

温泉館を入ったところです。
休憩スペースとお土産売り場がありました。
こちらの温泉は、内湯が一つと露天が一つありますが、位置が離れていてそれぞれに脱衣場があります。
なので、内湯から露天に直接移動することはできません。

温泉のデータ
源泉名:新鶴の湯温泉
泉質:含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
源泉温度:22.5℃
pH:6.7
成分総計:9.09g/L
お湯の印象:黄褐色の濁り、柔らかな肌触り、ほぼ無臭、泡付きあり

お湯の使い方(推測を含む)
加温:有り
循環:有り(掛け流し併用)
消毒:有り

こちらは内湯の脱衣場。
見ての通りそれほど大規模ではないのですが、ピーリングジェルやクリームなど、アメニティ類が充実していたのが印象に残りました。

内湯はシンプルに、洗い場が数カ所と湯船が一つ。
お湯の色は黄褐色濁りで、匂いはありません。
脱衣場と同様、アメニティは充実しており、馬油の3点セットに炭の3点セット、ピーリングジェルに高級石けんやかかとブラシも置いてありました。

湯船のお湯は加温・循環・消毒あり。消毒臭は弱め。
湯口からはおそらく掛け流しのお湯が流れていて、口に含むと鉄味と炭酸味、それにニガリのような味を感じました。
浴感はそれほど特殊なものではないのですが、泡付きのあるお湯で、滑らかな感覚があります。
ぱっと見てのお湯の印象とは違い、ずいぶん優しい肌当たりのお湯でした。

壁の富士山ならぬ鶴の湯を眺めながら、終始貸切でのんびり。


一方、こちらは露天の脱衣場です。
貴重品ロッカーも完備されていました。


露天のお風呂。露天にも洗い場が付いています。
当然お湯の質は内湯と同じですが、やはり内湯と比べると消毒臭は強く感じてしまいます。
このあたりは、公衆浴場という特性上しかたのないところだと思います。

宿泊の価格も見てみましたが、なかなかリーズナブル。
熊野牛の石焼付会席と朝食を付けて、一人10,000円くらいで収まる価格帯でした。
WiFiも完備されていますので、ワーケーションにもいいかもしれません。
基本データ 名称:鶴の湯温泉 住所:和歌山県日高郡みなべ町熊瀬川47 営業時間:午前11時~午後8時 入浴料:大人600円 子供300円 休業日:毎週火曜日(確認要) 電話:0739-75-2180 |
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