「茶寮都路里」さんは、宇治茶の専門店「祇園辻利」さんが1978年にオープンさせた喫茶中心のお店です。
「辻利」の名に京の都の「都」、四条大路の「路」、茶の里(宇治)の「里」をあてて「都路里(つじり)」と名づけられたんだそう。
こちらが「ねねの道」に面している入口です。
「三面大黒天」や「掌美術館」の表示が目立っていて、提灯に書かれている「都路里」さんの店名は見落としがち。抹茶色をしたソフトクリーム型のサイン(模型)を目印にしてよいかもしれません。
店舗外観です。都路里さんは「ねねの道」から入ってすぐ左手にあります。
自動扉で仕切られた店内のイートインスペース(上の写真)と、外とビニールカーテンで仕切られたイートインスペース(下の写真)がありました。
ちょうどティータイム真っ只中ということもあって、店内は満席。今回は、ビニールカーテンで仕切られたスペースにお邪魔しました。
少しばかり寒さを感じていたら、店員さんからカイロのサービス。これは嬉しい。
さらに近くには電気ストーブも置いてくださったので、意外に快適に過ごすことができました。
メニューは、お抹茶、パフェ、あんみつ、ぜんざい、軽食(抹茶うどん・抹茶そば)など。
いずれのメニューにも抹茶がふんだんに使われていて、抹茶好きにはたまらないラインナップです。
まず運ばれてきたのは、サービスのほうじ茶。
ほうじ茶の温かさが身に沁みいり、ほっとひと息つくことができました。
お願いすれば、おかわりもいただけます。
注文したのは、高台寺店の期間限定メニュー「よくばりソフト」1,210円(税込)、「ソフトも小豆もアイスもゼリーも全部食べたいお客様のご要望にお応えした」という、まさしくよくばりなメニューです。
他の定番パフェは抹茶ソフトクリームではなく、抹茶ホイップクリームが使ってあるようなので、好みがわかれるところですね。
小豆は最高級の大納言を使用。白玉は無添加の白玉粉を使って、毎日職人の手作りで茹であげられているそうで、もっちりとしています。
抹茶ゼリーはまさしく抹茶をそのままとじこめた風味で、口の中に抹茶の良い香りがふわりと広がりました。
添えられているお菓子は、宇治抹茶を練りこんだロールせんべいの中にホワイトクリームが入った「ぎおんの里」という、祇園辻利さんの御菓子です(写真左下に写っています)。
1袋(個包装21本入)756円(税込)で販売もされているので、手軽なお土産として購入することもしばしば。
こちらは、抹茶「壷中の昔」とお正月らしい紅白の和菓子のセット「福寿」1,177円(税込)です。
「壷中の昔」は裏千家今日庵坐忘斎御家元より銘を受けられたそうで、御濃茶としていただくのがお勧めだとか。
和菓子を黒文字で割ってみると、中にはしっかりと抹茶が練りこんでありました。
高台寺店さんでは、テイクアウトでドリンクやソフトクリームの販売も行われています。
パフェにこだわらないのだったら、テイクアウトでも美味しいグリーンティーやほうじ茶をいただくことができそうです。
お土産としては、このような和洋折衷のひと品もありました。
もちもちしたお餅で濃厚な抹茶チョコクリームを包み込んだという、季節限定の「抹茶もちショコラ(5個入)」1,080円(税込)です。
抹茶好きとしては、機会があれば、ぜひ一度食べてみたいものです。
「茶寮都路里(高台寺店)」さんは、2021年1月現在、新型コロナウィルスの影響で営業時間を短縮されています。
訪れる際は、事前に公式ホームページにて営業時間をご確認ください。
基本データ 名称:茶寮都路里 高台寺店 住所:京都市東山区下河原町530 営業時間:午前11時~午後6時(LO午後5時) ※季節によって変更有 ※新型コロナウィルス感染対策のため 営業時間の変更有 (詳細は公式ホームページ) 定休日:木曜日(祝日の場合は営業) 電話:075-541-1228 |
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