三重県の南部、国道42号線の脇にある日帰り入浴施設で、産地直売店や食堂、交流館なども併設しています。
ユニークなのはこちら、旧阿曽小学校を改装した日帰り温泉だということ。
新型コロナの影響でしばらく町民限定となっていましたが、2020年の11月から外部開放も再開したようです。
中に入ると、なるほど床の木の板は懐かしいつくり。
廊下に社員が飾られていたり、マッサージチェアは無造作に廊下に置かれているなどの気取らないつくりは、こちらが地元メインの施設なことを現していると思います。
脱衣場もシンプルな作りで、木の温かみを感じます。
ただアメニティはあまり無し。地元密着の施設ということであれば、お客さんは各種アメニティを自分で持ち込むので、これでいいということかもしれません。
温泉のデータ
源泉名:阿曽温泉
泉質:含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
源泉温度:27.1℃
pH:6.6
成分総計:1リットルあたり7.16g
お湯の印象:淡黄褐色のかすかな濁り、弱い源泉臭、浴感は普通
お湯の使い方
加温:有り
循環:有り
消毒:有り(消毒臭は弱め)
お風呂は内湯のみ、浴槽は一つ。
サウナもありましたが、水風呂はなかったのでクールダウンが難しいかもしれません。
お湯は弱い消毒臭、弱い源泉臭。温泉分析表によれば鉄イオンが多く含まれていますが、濾過によって取り除かれていました。
温泉の質という点では残念ですが、鉄分が配管を傷めることや、前述の通り地元施設であることを考えると、しかたのないところだと思います。
場所柄高齢者の方が多いのでしょう。洗い場には滑り防止の対策がされていました。
水中写真。わずかな濁りがあります。
お湯はかなり熱めで、その温度と泉質ゆえか、良く暖まるお湯だと感じました。
お風呂あがりに、お食事処「あすなろ」を見学。
見ての通り、こちらはかつての教室を改装しています。
中に入ると、ああこれは教室だとはっきり分かりました。
旧小学校の再利用の方法としては、ユニークでかなり有効なのではないでしょうか?
ここでは食事の注文もできますし、注文しなくとも休むことはできそうです。
メニューの一部。
少し前の写真ですので、あくまでも参考にして下さい。
場所が三重県の南部ということもあり、この施設だけを目当てというには弱いかもしれません。
近くを通りかかった際には、ひとっ風呂いかがでしょうか。
基本データ 名称:阿曽温泉 住所:三重県度会郡大紀町阿曽429 営業時間:午前10時~午後9時(受付は午後8時) 入浴料:大人500円 高齢者400円 小人300円 休業日:水曜日(祝日の場合は翌日) 電話:0598-84-8080 |
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