島根県の安来市、足立美術館から徒歩1分という至近距離にある「さぎの湯温泉」は、旅館3軒ほどの小さな温泉地。
その一つであるさぎの湯荘さんでは、日帰り温泉も受け付けています(受付時間が短いので、記事の最後も確認して下さい)
さぎの湯温泉は、白鷺が足を癒していることから見つかり、戦国時代から江戸時代にかけて御殿湯として利用されていたそうです。
さぎの湯荘さんの外観は、端正な純和風造り。
かと思うと、湯殿に向かう途中には良く手入れされた庭を眺める椅子とテーブルがあったりと、モダンな印象もありました。
日帰り温泉でお邪魔しましたので、男女入れ替わりかどうかは分かりません。
また、大浴場以外にも貸切風呂が2ヶ所あり、日帰り入浴でも空いていれば利用できるようです(要問い合わせ)。
脱衣場はちょっと狭め? に感じましたが、アメニティ類は不足ありません。
温泉のデータ
源泉名:鷺ノ湯温泉
泉質:含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
源泉温度:52.3℃
pH:7.7
成分総計:1リットルあたり1.21g
ラドン含有量:75.7×10-10Ci/kg
お湯の印象:無色澄明、かすかな源泉臭、滑らかな浴感
お湯の使い方
加温:無し
循環:無し?
消毒:無し?
浴室の中に入ると、思わず驚きの声を上げてしまいました。
脱衣場の小ささとは裏腹に、内湯はとにかくゆったり。2面ガラス張りの大きく取られた窓と浴室で、綺麗なコントラストになっていました。
お湯はさぎの湯温泉、高温のために加水はしていますが、基本的には掛け流しのようです。
洗い場は独立でこちらもゆったり、とにかくスペースを十分に取っている作りです。
温泉は含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、放射能泉はそれほど感じませんでしたが、ぬるめの割には良く暖まり、わずかに源泉臭も感じました。
総じて、新鮮なお湯だという印象です。
一方、露天は開放感抜群。
露天でも消毒臭は皆無でしたので、消毒をしていたとしても最初の清掃時だけだと思います。
ただこの露天、遮るものがないので、真夏とかは少し辛いかもしれません。
この日はひさしがちょうど影になる太陽の方角でしたので、日差しは気にせずのんびり入れました。
露天からの内湯の眺め。
我ながらなかなか良いできの水中写真。
お湯はほぼ完全に澄明でした。
さぎの湯さん、温泉もそうですが内装も素敵で、食事の評判も良く、今度は泊まりで来てみたいものです。
基本データ 名称:さぎの湯荘 住所:島根県安来市古川町478-1 日帰り温泉の営業時間: 午後0時半~午後3時(受付は午後2時まで) 午後6時~午後8時半(受付は午後7時半まで) 入浴料:大人700円 小人300円 休業日:無休(日帰り温泉は要問い合わせ) 電話:0854-28-6211 |

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