今回はよろづやさんを代表する浴場、桃山風呂の紹介。以前も紹介しましたが、今回は早朝の時間の写真を。

脱衣場にはこんな看板が掲げられていました。
宿六の自慢三つ、雉の木彫り、脱衣場の床の寄木細工、そして桃山風呂の露天にある石のことなど。
どうでもよいのですが、寄木細工についてはかなりこじつけのような・・・笑

その自慢の一つ、雉の木彫りがこちらです。
温泉のデータ
源泉名:よろづや1号泉、よろづや2号泉、よろづや3号泉
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
源泉温度:93.6℃
pH:8.2
成分総計:不明(1~2g/L程度?)
お湯の印象:無色澄明、わずかな塩味と源泉臭、さらりとした湯触り
お湯の使い方(推測を含む)
加温:無し(一部加水あり)
循環:無し?
消毒:無し?

早朝の桃山風呂。時が止まったような、良い雰囲気です。
こちらは登録有形文化財に指定されています。なお、午後3時~午後9時半は女風呂、その後30分の交替時間を経て、午後10時から翌朝9時半までは男風呂となります。
もう一つの東雲風呂はその逆です。

内風呂には、温泉蒸し風呂もありました。

この扉が、桃山風呂の庭園露天風呂へ繋がっています。
それにしてもクラシックと言えばいいのか、重厚と言えばいいのか。さすがは文化財指定を受けた浴室です。
ちなみに説明によると、桃山調の書院造りに、天平や窯蔵形式を交えた伽藍建築で、建坪199平方メートルとのことでした。

逆側(露天風呂側)から見た造り。
扁額は高橋泥舟の筆で、「清舎」と書かれているそうです。

だんだんと明けてくる空と、日本庭園がよくマッチしています。
あちこちのライトアップも雰囲気作りに一役買っていますね。
なおこちらの露天風呂は昭和29年に完成したもので、白黒の那智石が敷き詰められています。


それにしても、本当に雰囲気の良いお風呂でした。
こんな場所で掛け流しのお湯に浸かれるのは、なんとも贅沢極まりありません。

さすがは、日本の大浴場ベスト10に選出されたことのある名物風呂。
一度は入ってみるべきお風呂だと思います。
次回、最後はよろづやさんの朝食を紹介。
現在は新型コロナのために少し変わっているようですが、訪れた時のものを紹介します。
基本データ 名称:よろづやアネックス 湯楽庵 住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏3077 休業日:無し 電話:0269-33-2117 |
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