柳谷観音 楊谷寺(京都府長岡京市) ④本堂から奥之院へとのぼっていきます

 「柳谷観音 楊谷寺」の紹介、最後は「本堂」から「奥之院」を紹介していきます。

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 境内には「本堂」をはじめとして「阿弥陀堂」「地蔵堂」「護摩堂」など、さまざまなお堂が立ち並んでいますが、「本堂」は「山門」の正面にあります。

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 「本堂」を正面から撮影してみました。
 こちらの本堂は、中に入って自由にお参りすることができます。
 御本尊は、古来より眼病に霊あらたかな「十一面千手千眼観世音菩薩」です。平成10年行われた大修理では、胎内から寄進者の名前などが書かれた文書が発見されたそうです。
 毎月17日に行われる縁日では、ご本尊が特別開帳されています。

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 「観世音菩薩」と記された大きな赤色の提灯の下には大きな香炉があり、お参りにきた人たちがお供えした線香が幾筋もの煙をくゆらせていました。

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 靴を脱いで階段をのぼるのかと思いきや、「靴は脱がずにそのまま本堂へお入りください」の表示がありました。
 靴を脱ぐ場所は、本堂に入って左手にあります。以前紹介した名勝庭園「浄土苑」や期間限定で公開される「上書院」を拝観したり、「心琴窟」を体験してみたい場合は、ここで靴を脱いで上にあがることになります。

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 一番上に位置する「奥之院」から外に出ることができるので、歩いて下まで戻りたい方は靴を袋に入れて持っていく必要があります(雨が降っていたら傘も必要です)。
 特に「あじさいウィーク」期間中は、奥之院から外の小道を通って下る途中に美しい紫陽花を見ることができるので、靴の持参は必須です。

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 こちらは本堂から眺めた「浄土苑」、奥にある建物が「書院」です。

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 「浄土苑」は、本堂と書院の間に山の急斜面を巧みに利用して築かれた庭で、江戸時代中期に作庭されました。

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 ところどころに置かれた大きな石を菩薩さまに見立て、「十三仏(阿弥陀如来、文殊菩薩、不動明王など)」とその他にも「目菩薩」「持国天」などが安置されています。

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 「書院」では、写経や写仏を体験することができるそうです。
 なお、毎月17日に行われている「押し花朱印つくり」の体験は、「阿弥陀堂」で行われています。詳しくは、公式ホームページにてご確認ください。

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 こちらは、「心琴窟」の先にある「あじさい廊下」です。両側にはたくさんの紫陽花が植えられていて、6月上旬~7月下旬の「あじさいウィーク」期間中は美しい花を愉しむことができます。
 ただし、この階段はそれなりに距離が長く、一番上に立つ「奥之院」の近くまでかなりの段数上にあがります。
 一気に上まであがると足にきますので、ゆっくりと休み休み進むのがお勧めです。

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 階段をのぼりきると、「奥之院 眼力稲荷」「愛染堂」が見えてきました。
 「愛染堂」には、愛染明王が祀られています。男女和合、夫婦円満などにご利益があるとか。

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 「奥之院」の濡れ縁には、「感謝の鐘」と名づけられた鐘がありました。「今は亡きお世話になった方々へ、今、お世話になっている方々へ、感謝の念を込めて鳴らして下さい」と書かれています。

 
 気持ちの良い鐘の響きでしたので、動画を撮ってきました。20秒ほどの動画ですが、良かったら響く鐘の音をお愉しみください。

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 こちらが、一番上に位置する「奥之院」です。
 江戸時代の東山天皇の皇妃 新崇賢門院(四条の局)さまは三人の皇子を出産されましたが、いずれも幼くしてお亡くなりになったそうです。そのこともあって、楊谷寺のご本尊に「無事出産できた暁には観音さまをお祀りする」と誓いをたて、祈願されたとか。そしてお生まれになったのが、のちの中御門天皇。
 中御門天皇がご両親の想いを継ぎ、追善菩提のためにお造りされたのが奥之院の観音さまだということです。

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 ここから靴を履いて、本堂までくだって行くことができます。

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 ここから先は、緩やかな坂道になっています。

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 この周辺には紫陽花が多く植えられていて、「あじさい廊下」と同じく紫陽花の季節には咲き乱れる紫陽花を愉しむことができるそうです。
 今度はぜひ紫陽花の季節に訪れてみたいと思います。

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 少し道を外れると、モリアオガエルの生息地と書かれた池がありました。
 以前紹介した「平岡八幡宮」にも同じような場所があったことを考えると、神社やお寺の境内は比較的動植物が生殖できる環境が保たれやすいのでしょうか。

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 池の先には、「正一位眼力稲荷大明神」がありました。
 山の鎮守(守り神)である「眼力稲荷大明神」は、京都伏見稲荷大社より勧請されたそうです。
 古来より、「学問に霊験あらたかなり」と伝えられているそうで、特に先見の明(心眼・こころの眼)を授けてくださるといわれています。

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 人生の選択を迫られた時などは、「お百度参り」すれば良き方向が指し示されるともいわれています。

 長岡京市の奥深くにある「柳谷観音 楊谷寺」、少しばかり交通の便が悪いことが難ではありますが、時期によってはMKタクシーさんのツアーなどが組まれている場合もあります。
 ツイッターなどで詳しい情報が発信されていますので、興味がある方は一度チェックしてみてください。
 

 基本データ
 名称:柳谷観音 立願山楊谷寺
 住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
 拝観時間:午前9時~午後4時
         (午後4時半完全閉門)
 上書院拝観時間:
 (ウィーク期間中)午前9時~午後3時
 (毎月17日)午前10時~午後1時
        ※要公式ホームページ確認
 ウィーク期間入山料:500円
           ※ウィーク期間以外無料
 共通券(入山料+上書院特別拝観料):1,000円
 毎月17日上書院拝観料:500円
 電話:075-956-0017
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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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