吉岡温泉は鳥取県、鳥取市の西にある閑静な温泉地で、鳥取の奥座敷とも言われています。
今回は吉岡温泉の日帰り湯、一ノ湯さんにお邪魔しました。

吉岡温泉の歴史は古く、「温泉略縁起」によると応和2年(962年)、葦岡長者により発見されたと伝えられており、1000年を超える歴史を持つ温泉です。
以前は湯治場だったらしく、今でも早朝から入浴でき、入浴料金も500円とお手頃。
中学生まで半額で入浴できるのも、特徴の一つだと思います。

こちらの休憩室は、新型コロナの影響で? しばらく閉鎖していたようですが、今はお土産処+待合スペースになっているとか。


脱衣場のアメニティは必要最低限の、シンプルなものでした。

温泉のデータ
源泉名:吉岡温泉 新設集湯槽
泉質:弱アルカリ性単純温泉
源泉温度:50.5℃
pH:8.0
成分総計:0.54g/リットル
お湯の印象:無色澄明、わずかな源泉臭、少し滑らかな浴感

お湯の使い方
加温:無し
循環:無し
消毒:無し

源泉温度50.5度を生かして、加温も循環消毒もない、純粋な掛け流し風呂。
さらにユニークなのは、ペット用のお風呂もあるところです。


一ノ湯さんの内湯は、あつ湯、ぬる湯と打たせ湯。サウナはありません。
こちらは岩風呂で、もう一つが木風呂。おそらく男女交替だと思います。
また、ぬる湯というのが適温のお風呂で、あつ湯は44度ありました。
かなり熱いので、入る時には注意(覚悟?)が必要です。個人的にはこのくらい熱い湯船は、朝一のお風呂や〆のお風呂に適していると思います。

洗い場のアメニティは基本の2点(リンスインシャンプーとボディソープ)。

次に、露天の紹介です。

一ノ湯さんの露天は、湯船が一つ。
お湯の温度は、内湯の「ぬる湯」よりもぬるく、長湯ができる温度になっています。

湯船部分には天井もついていて、荒天でも安心。

岩風呂の名前の通り、露天風呂には大きな岩がゴロゴロと置かれていました。
中には、こんな奇岩も。

水中写真。お湯はほぼ完璧に澄明です。
吉岡温泉 一ノ湯さん、シンプルながら純粋な掛け流しのお風呂と、ぬるいお湯から熱いお湯まで選べる温泉で、地元に愛されながらも気軽に立ち寄れる施設だと思います。
また近くに寄った際は、さっと一風呂浴びたいものです。
基本データ 名称:吉岡温泉会館 一ノ湯 住所:鳥取市吉岡温泉町666 営業時間:午前8時~午後9時半(最終受付午後9時) 入浴料:大人500円 小中学生250円 貸切風呂2,000円 休業日:無休? 電話:0858-45-6400 |
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