北野天満宮(京都市上京区) ②緑に包まれた境内を散策する

 「北野天満宮」の紹介、今回は濃い緑に包まれた境内の様子を紹介したいと思います。

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 楼門からまっすぐ伸びているのは、本殿の右手に至る参道です。
 両脇はおそらく梅の木かと思うのですが、枝はみっしりとした濃い緑の葉で埋め尽くされていました。

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 上の写真の参道の右手には、赤い目をした牛の像がありましたが、そちらもすっかりと緑に覆われてしまっています。
 牛の像の後ろにあった境内の案内図は、葉をかきわけるようにして確認しなければならないほどの埋もれ具合です。

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 左手へと進むと、「絵馬所」がありました。
 現在の絵馬所は、1699年に建てらたものだとか。規模や歴史は、現存する絵馬所のなかでも随一と言われているそうです。

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 絵馬所の右手には、うっそうとした木々に覆い尽くされた木製の橋がかかっていました。
 庭園や末社が建ち並ぶ場所へと通じる橋ですが、ここまで葉が茂っていると、どこか別の場所へ誘われているような不思議な感覚を覚えます。

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 庭園や末社は後でまわることにして、ひとまず先に本殿へと足を向けることにしました。
 こちらは、本殿の手前にある中門です。梁の間に日・月・星の彫刻があることから、「三光門」と呼ばれています。
 しかし実際には星の彫刻だけがないと言われており、「星欠けの三光門」として、北野天満宮の七不思議のひとつに数えられているとか。
 かつて朝廷があった大極殿から見ると、ちょうどこの三光門の上に北極星が輝いていたため、「星の彫刻」=「北極星」であるとも考えられているようです。

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 そして三光門の奥にたたずむのが、こちらの厳かな雰囲気の社殿です。皮葺屋根の社殿は本殿と拝殿から成り、総面積は約500坪もあるそうです。
 手前が拝殿、拝殿の両脇に楽の間、拝殿の奧に本殿、本殿の西側に脇殿がつらなった、「八棟造(権現造)」と呼ばれる複雑な構造になっており、国宝に指定されています。
 社殿に向かって左側にあるのは梅の木、右側にあるのが松の木です。

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 千年もの歴史の中で、幾度となく火災にあってきたそうですが、その都度、時の朝廷や将軍家によって造営・修繕がなされたきたそうです。 
 現在の本殿は、豊臣秀吉公の遺命により、息子である豊臣秀頼公が1607年に造営されたものだとか。
 唐破風や黄金色に輝く装飾、そして細部まで手が加えられている彫刻の数々は、壮麗にして絢爛豪華な桃山文化の建築ならではだといえるでしょう。

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 境内にはいくつかの石燈籠かありますが、これはその内のひとつ、三光門に入って右手にある「渡邊綱(わたなべのつな)」の燈籠です。
 由来は、有名な「一条戻橋の鬼退治」の話に遡ります。
 夜半、渡邊綱が所用で一条戻橋にさしかかったところ、若く美しい女性が家まで送ってほしいと頼んできます。しばらくするとその女性は鬼の姿となり、渡邊綱を捕らえて愛宕山の方へと飛び立ったそうです。その途中、北野天満宮の上空にさしかかった時、渡邊綱は鬼を腕を切り落として難を逃れたとか。
 その後、北野天満宮の大神のおかげで助かった考えた渡邊綱が寄進したのが、こちらの石燈籠だということです。

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 そして、社殿の前にあるこちらは「霊元天皇御寄進石燈籠」と「有栖川宮御寄進石燈籠」です。
 いずれも、皇室の御崇敬を表す貴重な文化財だとされています。
 
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 社殿に向かって左手、西の方角には、豊臣秀吉公の都市機構の史跡「御土居(おどい)」があります。
 例年であれば、青もみじが美しい季節(5月上旬~6月下旬)に公開されているのですが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、6月末までの公開は中止が決まっています。
 秋の紅葉の季節も紅色に染まった美しい風景を見ることができるそうですので、今年の秋の紅葉狩りに期待を持ちたいと思います。

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 三光門の南西には、広々とした庭園が広がっていました。
 この場所では「水占みくじ」を占ったり、さらには「曲水の宴」が催されることもあるようです。

 他にも摂社や末社がズラリと並んでいる場所もありますが、その紹介はまた別の機会に改めて。
 今年は色々な行事が中止となることが多く、北野天満宮でも毎月25日に開催されている「天神市・骨董市」も6月は中止が決まっています。
 少しでも早くこの状況が落ち着くことを祈って、今回もしっかりとお参りしてきました。


 基本データ
 名称:北野天満宮
 住所:京都市上京区馬喰町
 拝観時間
  (4月~9月)午前5時~午後6時
  (10月~3月)午前5時半~午後5時半
  ※毎月25日は日没~午後9時までライトアップ
 拝観料:境内自由
     ※「梅苑」公開時は「梅苑」への入場料必要
     ※「御土居」公開時は「御土居」への入場料必要
 お守り授与時間:午前9時~午後5時
 祈祷受付時間:午前9時~午後4時半
 電話: 075-461-0005

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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