北野天満宮(京都市上京区) ①見た目も涼しく美しい「花手水」は6月いっぱい

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 菅原道真公を祀った、全国約1万2,000社の天満宮・天神社の総本社、行ったことはなくても知らない人はいないだろう「北野天満宮」の紹介です。
 場所は「京都御所」から2kmほど西、もよりの京福電車北野白梅町駅からだと、今出川通を道なりに東方向へ徒歩約5分のところにあります。

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 こちらは今出川通に面した「一の鳥居」です。高さは11.4メートル、木曽の花崗岩を用いた一本柱の大鳥居です。
 見上げただけでは実感できませんが、上部に掲げられた扁額の高さは2.7メートル、幅は2.4メートル、重さはなんと563kgもあるそうです。
 この場所はタクシーの待機場になっているようで、この日も数台が待機していました。それでも、新型コロナウィルス感染拡大の影響は、以前と比べたらかなりタクシーの数も少ないようです。

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 「東風東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
 大宰府に左遷される時、道真公が庭の梅の木に語りかけるように詠んだ有名な歌です。道真公を慕っていた梅は、一夜のうちに太宰府までとんでいったと伝えられています。いわゆる「飛梅伝説」です。
 北野天満宮の狛犬の台座には梅の木が彫られており、道真公と梅の縁の深さをうかがうことができます。

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 一の鳥居をくぐると、目の前には再び少し小ぶりではありますが狛犬がいました。
 どうしてだろうと不思議に思ったら、目の前の大きな松は「影向松(ようごうのまつ)」という、古くから言い伝えがある松だとか。

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 なんでも、初雪の日、御祭神(菅原道真公)がこの松に影向(降臨)されて、歌を詠まれると言われているそうです。
 そのため毎年初冬から節分の間の初雪の日、この松の前で「初雪祭」が行われています。
 この松は明治の頃まで、宇多天皇と御祭神(菅原道真公)の御神縁により、仁和寺からの寄進で代々植え替えられてきたと伝えられています。

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 緩やかなカーブをえがいた参道を進みます。
 この参道の左手には「梅苑」があるそうです。残念ながら私はまだ行ったことはないのですが、約50種類1,500本に梅が植えられており、毎年2月初旬からの梅の季節に公開されています。
 花が終わった後は、毎年梅雨入り前に巫女さんたちの手によって梅の実の収穫が行われ、7月上旬頃からは塩漬けにした梅が天日干しにされている姿を見ることができます。
 天日干しの様子を一度見たことがあるのですが、境内中に漂う梅の香りは、まさに北野天満宮の風物詩のひとつとという感じでした。
 
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 参道の傍らには、ところどころに寝そべった牛の像があります。
 道真公と牛の関わりは深く、「 道真公がお生まれになったのが丑年」「大宰府に左遷された時、向けられた刺客から牛が道真公を守った」「道真公は遺言として自分の遺体を乗せた牛車が進むままに埋葬地を決めさせた」などの伝承が残っています。

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 中には、こんな親子の牛の像もありました。
 いずれも、牛の頭は参道の先、つまり本殿の方を向いているのが印象的です。

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 参道をそのまま進むと、まずは「楼門」にたどりつきます。

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 楼門上部の額には「文道大祖 風月本主」と刻まれています。平安時代中期の学者が、道真公を讃えたと言葉だと言われています。
 ちなみに、毎年年末になるとジャンボ絵馬が掲げられるのも、こちらの「楼門」です。

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 楼門をくぐると、右手に手水舎がありました。
 実は、今回北野天満宮に参拝した最大の理由がこちらの手水舎にあります。

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 それがこちらの「花手水」です。
 JR東海さんの「そうだ京都、行こう。」とのコラボ企画で、北野天満宮では6月30日まで花手水の演出が行われています。
 他にも長岡京市の「柳谷観音 楊谷寺」、東福寺の塔頭「勝林寺」、宇治市の「三室戸寺」でも、6月30日まで実施されているそうです。

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 花手水は毎週テーマが変わっているということで、私が訪れた時の全体テーマは「天神縁起絵巻の清涼殿落雷の場面」だということでした。
 丸いふわふわとした葱坊主のような花が雲を表し、黄色い花が落雷を表現しているそうで、厄除けの願いをこめて再現されたんだそう。
 この写真ではわかりませんが、他にも御神紋である「星梅鉢紋」が赤いガーベラで形取られているそうです。

 なお、手水舎の後方に見える七夕の飾りは、8月に行われる「御手洗祭」に向けた飾りだということ。
 現在、少しずつ境内が七夕仕様に変更になっているようですので、これから訪れる方は七夕バージョンの北野天満宮も楽しめるのではないかと思います。

 次回は、「星欠けの三光門」や「社殿」、濃い緑に囲まれた境内の様子を紹介します。


 基本データ
 名称:北野天満宮
 住所:京都市上京区馬喰町
 拝観時間
  (4月~9月)午前5時~午後6時
  (10月~3月)午前5時半~午後5時半
  ※毎月25日は日没~午後9時までライトアップ
 拝観料:境内自由
     ※「梅苑」公開時は「梅苑」への入場料必要
     ※「御土居」公開時は「御土居」への入場料必要
 お守り授与時間:午前9時~午後5時
 祈祷受付時間:午前9時~午後4時半
 電話: 075-461-0005

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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