菅原院天満宮神社(京都市上京区) 菅原道真公がお生まれになった霊地

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 烏丸丸太町交差点のほど近く、京都御所の西に位置する「菅原院天満宮神社」、通称「烏丸の天神さん」の紹介です。

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 御祭神は神社の名前からもわかるように、「学問の神さま」である「菅原道真」公、そしてその父である「菅原是善」卿、祖父である「菅原清公」卿の三柱です。
 「菅原院天満宮神社」がある場所は、道真公がお生まれになった霊地であり、かつて道真公の先祖三代が受け継ぎ、そしてお住まいになった「菅原院」と呼ばれていた場所でもあります。
 古い地図では、烏丸通、室町通、下立売通、椹木町通に囲まれた邸地が菅原院と記載されていたとか。

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 境内は広くはなく、一目で見渡せる範囲です。
 しかし、その中には菅原道真が初湯に用いたという井戸をはじめとした、道真公ゆかりの貴重な史跡が残されています。

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 境内に入ってすぐ左手に手水所があります。
 手水鉢の上には、縁の深い牛が座っていました。背中にあるのは、梅を形どった御神紋のひとつ「星梅鉢」でしょうか。

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 牛は別のところにもいました。こちらは、本殿に顔を向けて座っている牛です。
 道真公と牛の関わりは深く、「 道真公がお生まれになったのが丑年」「大宰府に左遷された時、向けられた刺客から牛が道真公を守った」「道真公は遺言として自分の遺体を乗せた牛車が進むままに埋葬地を決めさせた」などの伝承が残っています。

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 こちらが「社殿」です。それほど大きなものではありませんが、御神燈も灯され、厳かな雰囲気でした。

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 社殿に向かって左手にあるお社の左側には、「癌封じ」にご利益があるとされている「梅丸大神」が祀られています。
 梅丸大神がいつご鎮座されたのかは不詳とのことですが、できものやはれもの、皮膚病などが回復したという話もあるそうです。
 社務所でいただいた癌封じの白いハンカチを社殿の前に備えられた平癒石(写真では中央の丸い石)にあて、それを患部にあてがうと良いとか。
 また、「梅丸大神」の右側のお社には「和融稲荷」が祀られています。

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 「梅丸大神」のお社の左側には「天満宮御遺愛の石燈籠」があり、そのさらに左隣には「戸隠大神」と「九頭龍大神」が祀られています。
 「戸隠大神」の御祭神は「天手力男命(あめのたぢからおのみこと)」、天照大御神が天の岩戸にお隠れになった際、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)の舞に誘われて顔をのぞかせた天照大御神を、岩戸から引きずりだした神さまです。
 戸隠は天手力男命が投げた天の岩戸の落ちた場所だといわれています。
 江戸時代の書物には、「梨を献ずれば歯痛が治る」と書かれているとか。

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 社殿に向かって右手にある小さな階段を下りると、すぐ近くには「菅原道真公(菅公) 産湯の井戸」がありました。道真公がお生まれになった時にお使いになった井戸です。
 この井戸は、その当時(平安時代)のまま残って現在に至っているそうで、使用されている周囲の石もこの時代のものだとか。

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 この水はミネラル分が多く、大変まろやかだということ。
 社務所の近くには参拝者用の給水所があり、持ち帰ることもできるそうです。

 菅原道真公といえば「北野天満宮」や「太宰府天満宮」が有名ですが、京都御所のほど近くにも縁が深い神社があることを今回初めて知りました。
 今までも、無意識のうちにするりと横を通り過ぎてしまっていたと思うと、自分のことながら残念です。
 また近くに来た際は、立ち寄ってみたいと思います。


 基本データ
 名称:菅原院天満宮神
 住所: 京都市上京区烏丸通下立売下ル堀松町408
 拝観時間:午前6時~午後6時
  ※12/31~1/1
    :午前6時~午後6時
     午後11時~午後8時
  ※1/2、1/3
    :午前6時~午後7時
 拝観料:無料
 電話:075-211-4769

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posted by ウィロー at 11:00 Comment(0)寺社・仏閣日記    

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